こんにちはアベです。
今回は家が欲しい心理をマズローの欲求5段階説とライフフォース8のモデルに当てはめて考察してみました。
パートナーの「家が欲しい心理が分からない」という方は参考にしてください。
家が欲しいという心理は安心したい・認められたいことの現れ
「家が欲しい」という心理とマズロー欲求5段階説との関連
家が欲しいという心理を
- マズローの欲求5段階説「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」
- ライフフォース8の欲求モデル
に当てはめて考えてみると色々な心理が見えてきますよ。
それぞれ簡単に説明しましょう。
マズロー欲求5段階説
- 生理的欲求(食欲・睡眠欲など生きていく上で最低限必要なもの)
- 安全欲求(身体的・精神的な安全や安心、安定を求める欲求)
- 社会的欲求(つながりを持ちたい・愛されたいという欲求)
- 承認欲求(認められたい・自己肯定感を高めたいという欲求)
- 自己実現欲求(自分らしくありたいという欲求)
誰しもご飯がないと生きていきません。
そこで一番最初の欲求は生理的欲求です。
生理的欲求が満たされたら精神的・身体的に安心・安全・安定を求めます。
これが安全欲求。
例えばお仕事が不安定であれば精神的にも金銭的にも不安は尽きませんよね。
安全欲求が満たされて初めて社会的にかかわりを持ちたいという欲求が現れます。
社会的なつながりが出来るとパートナーに認められたい、仲間から認められたい、自分自身を肯定したいとう承認欲求が現れます。
では次に同じく人間の欲求を8つに分類したのがライフフォース8を見ていきましょう。
ライフフォース8
- 生き残り、人生を楽しみ、長生きした(死にたくない、充実した人生を歩みたい)
- 食べ物、飲み物を味わいたい(食べたい、飲みたい、空腹や飢えを避けたい)
- 恐怖、痛み、危険を免れたい(失いたくない、損したくない、安全でいたい)
- 性的に交わりたい(異性に愛されたい、性的欲求を満たしたい)
- 快適に暮らしたい(不快を避けたい、不自由でいたくない)
- 他人に勝り、世の中に後れをとりたくない(他者より優位な立場でいたい)
- 愛する人を気遣い、守りたい(家族や恋人を大事にしたい、失いたくない)
- 社会的に認められたい(誰かに共感してもらいたい)
ライフフォースモデルもマズローの生理的欲求や安全欲求、承認欲求で説明できますね。
これらのうち家が欲しいという心理は「安心したい=安全欲求」と「認められたい=承認欲求」と深くかかわっていいます。
家が欲しいという心理を欲求モデルに基づいて考察していきましょう。
家が欲しい心理は「認められたい」「安心したい」欲求の現れ
安心を得るために家が欲しい
マズローの欲求5段階説では安全欲求に該当します。
人は快楽を得るより危険から免れたいという心理の方が強く働きます。
「将来の不安を回避したい」から家が欲しいと考える人は多いです。
例えば高齢になると賃貸物件が借りにくくなるという現実をご存じでしょうか。
こういうリスクを不安と感じ回避するため家が欲しいという心理です。
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快適に暮らしたいから家が欲しい
マズローの欲求5段階説によるところの「安全欲求」に該当します。
賃貸物件は家族が増えるにつれて手狭で不自由に感じることが増えてきます。
住み替えるにしても部屋数が多い物件も限られてきます。
また小さいお子様がいる世帯だと近隣への振動や騒音に配慮したり気苦労が絶えないママも多いです。
私なんかも天井ドンを食らってかなりストレスを感じた生活をしていました。
苦痛から逃れたい、家族で安心した生活を送りたいから家が欲しいという心理は私も理解できます。
愛する人を守るため家が欲しい
安全欲求に該当する心理ですね。
家が欲しいと考える方の中には賃貸は資産として残せないと考える人も多いです。
家の修繕費や税金がかかるため金銭的な負担を考えれば賃貸の方がいいという考えも理解できます。
ですが「家が欲しい」という心理の裏には愛する人を気遣い守りたいという根源的な欲求があるのかも知れません。
パートナーや家族・友人・知人から認められたいから家が欲しい
家が欲しい心理の裏には家族や友人・知人から認められたいという「承認欲求」も少なからずあるでしょう。
また認められることで「社会的欲求」が満たさせるケースもあります。
例えば
- 周囲のママ友は持ち家なのに自分たちだけ賃貸で孤立する不安(社会的欲求が満たされないことへの不安・孤立への恐怖)
こんな心理から家が欲しいと思うママもいるかも知れません。
自分自身を肯定したい(=認めたい)から家が欲しい
承認欲求には「人から認めらたい」という心理と「自分自身を認めたい」という心理があります。
自分自身を認めたいという心理は自己肯定感を高めたいといいかえることもできますね。
- 家を建てられた自分自身を誇りに思いたい(一種のステータス・承認欲求)
【家を買うこと=立派な大人】という価値観を持っていると家を買うことが一種のステータスとなり自己肯定感(承認欲求)を満たせるため、家が欲しいと考える人もいると思います。
またシングルで家が欲しい方は
- シングルだけど子供に不自由させたくない
- 親としてやれることはやってあげたい
と考える人も多いと思います。
シングルで家が欲しい心理はもちろんお子様に資産を残してあげたいという気持ちもあるのでしょうが、ひとり親でも不自由させなかった!と自分自身に誇りを持ちたいという承認欲求もあるかも知れませんね。
旦那さんに家を買って欲しいという女性の心理には
- 私が選んだ男性は間違いなかった(自己肯定感を満たしたい=承認欲求)
- 家を買えたパートナーを誇りに思いたい(一種のステータス・承認欲求)
という心理があるでしょう。
彼氏が家が欲しいという心理は結婚を意識している可能性
彼氏が家を欲しいという心理は結婚を意識している可能性が高いです。
結婚していきなりマイホームを検討する人もいますがメリット&デメリットがあります。
よく相談して結論を出しましょう。
さらに詳しく
【結婚していきなりマイホーム】購入前に知っておきたいメリット&デメリット
まとめ:家が欲しいという心理は「安心したい」「認められたい」と言い換えられる
家が欲しいという欲求は安心できる環境を作り上げることで「認められたい」または「自分自身を肯定したい」という欲求の現れでした。
家が欲しい心理の背景には
- 将来不安から免れたい(安全欲求)
- 快適に暮らしたい(安全欲求)
- 愛する人に認められたい(承認欲求)
- 愛する人を守りたい(安全欲求)
- 自己肯定感を高める決断(家を買う)をしたい(承認欲求)
など様々な欲求が背景にあります。
もし「パートナーの家が欲しい」という心理が理解できないと感じるなら、あなたとパートナーとで安全欲求に対する認識が違うからかも知れません。
旦那さんが反対しているケースなら旦那さんは「家を買うこと=不安=安全欲求を揺らがせる出来事」だと感じているからかも知れません。
逆に旦那さんが家が欲しいのに奥さんが反対しているケースなら「家を買うことが将来不安につながると感じている」からかも知れません。
ですが家が欲しい心理に隠れた欲求は承認欲求だけではありません。
「愛する人を守りたい」という欲求もあるはずです。
パートナーの気持ちをよく理解し良い落としどころを見つけられるといいですね。