こんにちは、アベです。
家を建てる際、住宅ローンを利用する人はとても多いです。
私もその一人。
私が一番重視したのは?
「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」を意識して資金計画を立てた事でした。
実は、「金融機関で借りられる金額」と、「実際に無理なく返せる金額」には大きな差があります。
この点を理解しておかないと、最悪の場合、せっかく手に入れた夢のマイホームを手放すことにもなりかねません。
この記事では、注文住宅に特化して無理のない資金計画の立て方をご紹介しますので、最後まで読んでみてくださいね。
「借りられる額」「返せる額」の考え方
「借りられる額」と「返せる額」の計算方法
金融機関での住宅ローンの借入可能額は、年収に対する返済比率を基に計算します。
返済比率(年間返済額の年収に占める割合)は、35%程度を目安としている金融機関が多く、年収の7~8倍を借りられると言われています。
年収500万円の場合、3,500~4,000万円です。
しかし、これはあくまで「借入できる上限」であり、生活費や他の支出を考慮した場合の「無理なく返せる額」とは大きく異なります。
一般的に、無理のない返済額は年収の20~25%が目安です。
年収500万円の場合、月々の返済額が8.3~10.4万円、2,500~3,200万円程度が目安となります。(返済金利1.86%・35年返済で試算)
光熱費、子どもの教育費、趣味などにもお金をかけられるよう、余裕を持って計画しましょう。
借入額の目安を知りたいときは、各銀行が提供するシミュレーションツールを活用すると便利です。
私は固定金利を選んだため「フラット35」のシミュレーションを利用しました。
一方で、展示場の営業マンに相談すると、借入上限額を基準に話が進むことも少なくありません。
自分自身で現実的な返済可能額を把握しておきましょう。
住宅ローンの額以外に考慮すべきこと
住宅ローンの返済だけを基準に計画を立てると、将来の支出や生活費の見通しが甘くなりがちです。
マイホームを手に入れた後も余裕を持って暮らすためには、次のようなポイントを事前に洗い出しておくことが大切です。
まず、家づくりに使用できる預金について考えてみましょう。
たとえば、総額3,000万円の物件を購入する場合、頭金を500万円用意すると住宅ローンの額は2,500万円に抑えられ、返済の負担を軽減できます。
家づくりをする際には、定期的な支出の見直しも重要です。
自動車ローンや光熱費、食費、保険料など、日々の支払いを正確に把握することが求められます。
また、教育費や修繕費の積み立てを忘れてはいけません。子ども一人あたりの教育費は、進学先にもよりますが高校生・大学生になると金額が高くなる傾向にあるので、積み立てておきましょう。
また、家を持つと外壁や屋根などの修繕費も定期的に必要になります。突然の出費にも対応できるように預金を準備しておくことで、安心して暮らし続けることができます。
予算の立て方
建物
注文住宅の場合、建物の価格を把握するのは意外と難しいものです。
カタログに具体的な金額が掲載されていないことが多いため、実際に家を建てた施主のブログやSNSを参考にするのがおすすめです。
建物の予算を立てる際は、「建物本体価格」だけでなく、「地盤改良費」や「オプション費用」が加算されることに注意が必要です。
これらの費用を見落とすと、最終的に予算オーバーになるケースもあります。
土地の資金計画の方法
「ウチノカチ」は、実際の取引データをもとに、簡単に不動産の相場を知ることができるサービスです。
「市町村名」「沿線名」などを入力すれば、坪単価、価格の動向、周辺環境などが表示されます。
土地の予算を立てたり、エリアを選定したりする際に便利です。
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姉妹サイトである「トチノカチ」では、土地の相続税や固定資産税に関わる相場情報が調べられます。
毎年支払わなければならない「固定資産税」の試算も今後の資金計画において重要ですので、是非利用してみてください。
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将来の支出や現在の家計をしっかり見直し、便利なツールも利用しながら、無理のない住宅ローン計画をたててくださいね!