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間取り

【いらない?】回遊動線を採用するかの判断基準は2つ【よくある回遊動線の失敗例5選】

あべ

小学4年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー。45歳。 家づくりが楽しくしてブログにしました。 最近では注文住宅経験者にアンケートをとって「後悔しないためのポイント」や「間取り&見積もり」を公開してもらうなど生の声を集めて発信しています。マイホームの後悔を避けるヒント盛りだくさんなのでたくさん見ていってくださいね。

こんにちはアベです。

家づくりに悩んでいる女性
回遊動線を取り入れるべきか悩んでて。回遊動線のメリット&デメリットが知りたい。実際採用した人はどう感じているんだろう?

こんな疑問にお答えします。

結論から言うと我が家は「回遊動線で実現したい生活」が明確にあったので採用して良かったです。

回遊動線成功のポイントは「実現したい生活が明確にあるか」だと思いますよ。

また回遊動線を取り入れる際は以下の点に注意しました。

回遊動線を取り入れる際注意したこと

  • 収納や居室は十分に確保できているのか
  • プライバシーの問題は無いか
  • 落ち着かない空間にならないか

回遊動線で実現できる生活例などもまとめたので最後まで読んでみてくださいね。

回遊動線とはクルクル回れる動線のこと

回遊動線とは「クルクル回れる動線」のことです。

簡単に言うと「クルクル回れる通路が確保されている間取り」のことですね。

間取りを考える際に検討する動線には「家事動線」「生活動線」「来客動線」「衛生動線」などがありますね。

回遊動線はこれらの動線がスムーズに流れるための1つのアイデアです。

回遊動線を採用するかの判断基準は2つ

家づくりに悩んでいる女性
回遊動線便利そうだし採用するか迷っている

こんなお悩みがあるなら以下2点を基準に考えてみると良いでしょう。

回遊動線に迷ったときの判断基準

  1. 回遊動線で実現したい生活があるか
  2. 回遊動線を実現するだけの広さが十分にあるか

それぞれ説明しますね。

回遊動線で「何を便利にしたいか」が明確

回遊動線で実現した生活があるかが一番大事なポイントです。

回遊動線で実現できる生活パターン

  • 帰宅してから手洗いまでの動線をスムーズに行いたい
  • 汚れて帰宅した子供がLDKを経由せずスムーズに脱衣室・お風呂へ行けるようにしたい
  • 起床してから着替え・洗面・食事とスムーズに移動したい
  • キッチンを中心にお風呂・洗濯等の家事をスムーズに行いたい
  • お買い物から帰宅したらパントリーに直行できるようにしたい
  • 洗濯機・物干し場所・収納場所(クローゼット)を最短距離でつなげたい
  • 介護をスムーズに行うために居室とトイレ、お風呂をスムーズにつなげたい
  • 子育てをスムーズに行うためキッズスペースをキッチンから可視化でいる位置にして、朝の支度に便利なファミリークローゼットとつなげたい

回遊動線あっての間取りでは意味がありませんので、実現したい生活を明確にした上で部屋同士をどうつなげれば便利になるかシミュレーションしてみると良いでしょう。

回遊動線を実現するだけの広さがある

回遊動線は「通路」ですから廊下が増える可能性があります。

廊下が増えるほど他のスペースを削ることになります。

回遊動線を採用しても収納や居室のスペースは既に十分に確保できているのか、またはそれらを多少削ってでも実現したい便利な生活があるのかが回遊動線導入の判断基準です。

【デメリット】こんな回遊動線はいらない?!よくある失敗例5選

家づくりに悩んでいる女性
間取りに回遊動線を取り入れてみたけど・・・。本当にこれでいいのかな?

こんな不安をお持ちなら以下を基準に考えてみると良いでしょう。

回遊動線に迷ったときの判断基準

  1. 便利な生活を実現する動線になっているか
  2. 収納や居室の広さが十分に確保できているか
  3. プライバシーは確保できているのか
  4. 落ち着かない空間になっていないか
  5. 空調面で問題がないか

それぞれ説明しますね。

便利な生活が実現できず建築コストが高くなるだけの回遊動線はいらない

回遊動線で実現したい便利な生活が不明確だと無駄に廊下だけが増えて建築コストが上がるだけです。

回遊動線は複数の動線を用意するメリットがある一方でその分ドアの数が必要になりますし、廊下が無駄に増えればそれだけ建築コストが増える原因になります。

良い回遊動線の判断基準その1

便利な生活を実現できる動線になっているか

回遊動線のせいで収納や居室が減ってしまう

回遊動線はクルクルと回れる動線をつくるのが必要ですから壁が減ってしまします。

こちらは我が家の間取りです。

例えば玄関から入り正面左側の廊下をつぶせば「押入」とある廊下収納をもっと長くとることができます。

逆にキッチン側からの扉をつぶせばホール納戸とあるパントリーをもっと広げることもできたでしょう。

回遊動線は通路・ドアが増えるのでそれだけ収納スペースや居室スペースを削ってしまうデメリットがあります。

我が家の場合は必要な収納・居室の広さを確保できたと考えているので問題ありませんでした。

良い回遊動線の判断基準その2

十分な居室や収納を確保できているか

プライバシーが確保されない

動線を十分に検討しないとプライバシーが確保できない動線になることも。

もし小さなお子様がいらっしゃるなら、今気にとめなかったことが思春期になると嫌がられる恐れがあります。

洗濯機がある洗面脱衣場は家事動線を便利したい時につなげたいお部屋の1つです。

しかし事前に鍵を付けておくなどしないと大人になってから「開けるな!」なんて言われかねません。

空間に余裕があれば脱衣室と洗濯室を分ける人もいます。

今だけでなく将来にわたって回遊動線がプライバシーの妨げにならないか考える必要がありますね。

良い回遊動線の判断基準その3

プライバシーへの対策が行われている

回遊動線のせいで落ち着かない空間になってしまう

回遊動線が便利な暮らしを実現しているとしても、テレビとソファーの間を常に移動する動線だと落ち着かないですよね。

またキッチンを回遊動線に含めると十分な通路幅がないと落ち着かないはずです。

刃物を扱っている時なら尚更でしょう。

良い回遊動線の判断基準その4

回遊する動線が他の作業の妨げになっていない

暖房・冷房効率を低下させる回遊動線

回遊動線がいくら便利でも光熱費が高騰するような間取りになっていては維持費が大変ですよね。

回遊動線を作ることで冷暖房の維持費に悪影響を及ぼしていないか検討するのもポイントでしょう。

良い回遊動線の判断基準その5

空調面に配慮されているか

耐震性が落ちてしまう

回遊動線は壁が少なくなる間取りのため設計によっては耐震性が落ちる懸念があります。

これは相談すれば回避できるデメリットですよね。

建築主としては耐震性に影響は出ないのかプロに相談して間取りを作れば問題ないでしょう。

あべ
ではここからは我が家が回遊動線を採用して感じたメリットを紹介しましょう

回遊動線を取り入れて感じたメリット

我が家は回遊動線を取り入れてよかったと感じています。

部屋間の移動がスムーズで便利

一つ目は移動に無駄がないことです。

帰宅~手洗いがスムーズ

帰宅したら左の廊下から洗面所へアクセスできます。

手を洗うまでがスムーズなのが気に入っています。

手を洗った後は再度戻ることなくLDKに回り込めるので動線がスムーズです。

回遊動線にしなければ手を洗って再び戻ることになるので面倒だったと思います。

息子もこの生活が定着したお陰で帰宅後手を洗う習慣がしっかりと身に付きました。

家事動線(洗濯機~部屋干し)がスムーズ

キッチン回りで作業している時に洗濯機を回すことが多い我が家です。

ッチンからすぐに洗濯機にいけるのでスムーズです。

お風呂掃除も移動が楽です。

洗濯が終わったら階段に直線で上がれる動線になっているので2階物干しスペースまで最短距離でいけて便利です。

可能なら1階に物干しスペースがあれば尚良かったのですがスペースの関係で断念。

その分出来るだけ無駄の無い動線を心がけて良かったと思います。

LDKの空調の共有

キッチンと洗面脱衣室との扉を開け放しておくことで温度差が出にくいように配慮しました。

計画上はそう考えたのですがそこまで温かくは無かったですね。

エアコン位置が真逆の位置で遠いからです。

とはいえ小さいヒーターを置くことで暖まるので空間を区切るよりはこの間取りにして良かったと感じています。

部屋が広く感じる効果も

我が家はさほど広く感じる実感はありませんが、間取りの作り方によっては回遊動線は部屋通しをつなげるため広々とした空間を作ることに役立ちそうですね。

回遊動線はとても便利なアイデアですが一方でデメリットもあります。

上手に取り入れれば家事動線・生活動線がスムーズになり家も広々と感じる素晴らしいアイデアですので上手に取り入れてくださいね。

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小学4年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー。45歳。 家づくりが楽しくしてブログにしました。 最近では注文住宅経験者にアンケートをとって「後悔しないためのポイント」や「間取り&見積もり」を公開してもらうなど生の声を集めて発信しています。マイホームの後悔を避けるヒント盛りだくさんなのでたくさん見ていってくださいね。

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