マイホームの情報収集を始めるとき、「どのサービスを使えば効率的に進められるのか」で迷う方も多いのではないでしょうか。
中でも人気が高いのが 「タウンライフ家づくり」 と 「家づくりのとびら」。
どちらも間取りや資金計画の提案が受けられる便利なサービスですが、仕組みや強みには違いがあります。
この記事では、実際に利用した体験や最新の情報をもとに、両サービスの特徴を比較しました。
「たくさんの会社から幅広く提案を受けたい人」なのか、それとも「プロに相談しながら効率的に進めたい人」なのか。
あなたの家づくりに合ったサービスを選ぶための参考にしてくださいね。
何が違うの?タウンライフ家づくりvs家づくりのとびら
タウンライフ家づくり・家づくりのとびら、両者の違いを表にまとめました。
タウンライフ家づくり | 家づくりのとびら | |
---|---|---|
運営主体 | タウンライフ株式会社 | NTTデータウィズ |
個人情報保護 | プライバシーマーク取得 | |
加盟店数 | 1210社以上(2025年9月時点) | 200社以上(2025年3月時点) |
提案内容 | 家づくり計画書(間取り・土地探し・資金計画) | 間取り・資金計画 |
利用の仕方 | 自分で条件入力 → 各社から直接提案 | コーディネーターが希望を整理し候補を提案 |
お断り代行サービス | なし | あり |
提案者数 | 複数社から選べる(地域・条件による・) | 提案は最大5社 |
特徴 | 一括請求の効率性 | コーディネーターによる最適化 |
所要期間 | 自分のペースで進められる | 情報収集・検討期間を大幅短縮 |
特典 | 「成功する家づくり7つの法則と7つの間取り」プレゼント | Amazonギフト券3万円(条件あり) |
運営会社の実績
タウンライフ家づくりは「タウンライフ株式会社」、家づくりのとびらは「NTTデータグループ」のNTTデータウィズが運営。
家づくりのとびらを運営する「NTTデータウィズ」は不動産系比較サイト20年の老舗で、家づくりのとびら経由の建築総額は400憶を突破しています。
一方、タウンライフ家づくりもサイト運用歴は13年で累計利用者数は54万人!
それぞれ多くの方に利用されているサービスですね。
どちらもプライバシーマーク取得


参考:プライバシーマークとは
プライバシーマークは、日本国内での消費者情報の信頼性向上に寄与し、個人情報の漏洩や不正アクセスなどからのリスクを軽減するのに役立ちます。消費者はプライバシーマークを見ることで、情報を提供する組織が適切な情報セキュリティ対策を実施していると信頼できると感じることができます。
タウンライフ家づくりを利用しましたが、もちろん不審なDMが送られてきたり、変な電話がかかってくるなんてことはありませんでしたので、どちらのサービスを利用して個人情報漏洩についての心配は不要だと思いますよ。
加盟店数

2025年9月時点でタウンライフ家づくりは1210社以上、家づくりのとびらは2025年3月時点で200社以上が加盟しているサービスです。
タウンライフ家づくりは「厳格な国家基準をクリアしたハウスメーカーのみ」としています。
家づくりのとびらも「厳選された優良企業」としており、それぞれ自社基準に従って選別しています。

利用の仕方
最大の違いは「コーディネータの有無」です。
タウンライフ家づくりはまず、あなたの希望を入力します。
すると希望に合致した複数のハウスメーカーが提示されますので、そこから希望するハウスメーカーを選択します。
一方で家づくりのとびらはオンラインでコーディネータと面談を行います。
面談を通じてコーディネータから最大5社のハウスメーカー提示を受けて選択します。


ここからそれぞれのサービスをより具体的に紹介してきましょう。
タウンライフ家づくりの特徴
全国1210社以上(2025年9月時点)のハウスメーカー・工務店と提携
資料請求できるハウスメーカー・工務店が1200社以上とかなり多いので選択肢が広がります。
加盟店数が少ないと選択肢が限られるため「もっと良いハウスメーカーがあったのに・・・」なんて後悔を避けやすくなります。
家づくり計画書がもらえる
タウンライフ家づくりは住宅カタログの一括請求サービスですが、タウンライフ独自の特典が用意されています。
それが「家づくり計画書」です。
家づくり計画書とは「間取りプラン、資金計画、土地提案」が各ハウスメーカーから受けられるというもの。
実際利用した体験から言うと対応はハウスメーカー・担当者によるものの、資料請求ついでに付加価値が得られるなら利用する価値はありますよね。
※対応はハウスメーカー・担当者によります。
実際にどんな資料がもらえるのか?という疑問にお答えるするために以下の記事では、私が住友不動産販売よりもらった資料を公開していますので、気になる方は併せてご覧になってみてくださいね。
タウンライフの家づくり計画書の中身を見る
タウンライフ家づくりのメリット
手軽に複数社から一括提案がもらえる
ネットで条件を1度だけ入力すれば、希望に合致する複数のハウスメーカーから直接提案を受けられます。
エリア・予算に合致するハウスメーカーを探す手間が省けます。
間取りプランで家のイメージがつかみやすい
ハウスメーカー・担当者によっては、あなたの要望に沿った間取りプランを提案してくれます。
頭の中でなんとなくあるイメージが具体化されることで、問題点を掴みやすくなり、他社と比較する材料にもなります。
土地探しからプラン検討まで同時に進められる
土地に関する要望を細かく伝えることで「あなたの希望に合致した土地に関する情報」を提供してもらえたり、ハウスメーカーの建築条件ありの土地情報を案内してもらえます。
実際私は住友不動産販売からネット未公開の土地に関する情報をもらったり、その他ハウスメーカーとはメールでやりとりし、土地に関する情報を提供してもらえました。

私が実際にもらった資料については以下記事にまとめてありますので「マイホームまずは土地探しから・・・」という方は併せてご覧ください。
ネット未公開の土地情報の入手経緯をさらに詳しく
利用する前に知っておきたいこと
提案内容は会社ごとに差がある
マイホームが完成して分かったことですが、間取りは「土地」と密接な関係があるんです。
例えば道路が土地のどちら側にあるのか(接道)によって玄関の位置が異なってきます。
また周囲からの目を意識することも間取りには重要です。
道路から常に丸見えのリビングではカーテンを閉じてばかりになってしまいますよね。
条件によっては2階リビングを検討することも必要になります。
このように間取りは土地と密接な関係があります。
資料請求した会社によっては、あなたの土地に関する希望を詳しく知った上で間取りを提案したいと考える担当者はいると思いますので、必ずしも家づくり計画書を最初から提案される訳ではない点に留意は必要です。
比較に手間がかかる
複数社から提案を受け取れるため、家族で絞り込んでいく手間がかかります。
「比較基準がないと選べない」ということになりかねませんので、家族で何を重視したいか、優先順位を決めておくと絞り込みやすくなります。

コーディネーターによるサポートはなし
自由に選べる反面、コーディネータなどのサポートがえられません。

※対応はハウスメーカー・担当者によります。
一番大事なのが資金計画ですので、不安な方は以下の記事も参考にしてみてください。
資金計画をさらに詳しく
家づくりのとびらの特徴
コーディネーターと二人三脚でハウスメーカー選びが可能
家づくりのとびら最大の特徴は「コーディネータ」と二人三脚でハウスメーカー選びが可能な点です。
0から情報収集~ハウスメーカー絞り込みまでを独自に行うと時間がかかってしまいます。
実際、suumoのアンケートによると、住宅会社の情報収集&会社を検討するまでに半年、プランニングに3か月、完成までに半年かかったという方が多いです。

情報収集期間3カ月⇒会社検討期間3カ月⇒プランニング期間3カ月⇒工事期間6カ月
最大5社の候補からオーダーメイドの間取り・資金計画を提案
家づくりのとびらでは「間取り・資金計画」の提案が受けられます。

利用の流れ
家づくりのとびらを利用する流れは以下の通りです。
家づくりのとびら・利用の流れ
- オンラインでコーディネーターが希望・予算をヒアリング
- 希望に合った施工会社候補を厳選
- 最大5社からオーダーメイドの間取り・資金計画を無料提案
- コーディネーターのアドバイスを受けながら比較検討
お断り代行サービスがある
家づくりのとびらでは、コーディネータが間に入るため、断りづらい場合はコーディネータにお願いすることが可能です。
家づくりのとびら・メリット
コーディネーターが希望を整理してくれるので効率的
注文住宅に関する情報収集には時間がかかります。
コーディネータの力を借りることで、効率的に情報収集が可能になります。
自分では気づかなかった要望や条件も引き出してもらえる
コーディネータの専門的な知見や、第三者としての客観的なアドバイスによって、自分では気づけなかった要望や見落としがちな点に気づきやすくなります。
厳選された最大5社からの提案で迷わず比較できる
間取り・資金計画の提案を受けられるので比較検討しやすいです。
Amazonギフト券などの特典あり
条件はありますが、家づくりのとびら経由で成約するとアマゾンギフト券の特典が得られます。
時期によって変わる可能性もありますので、申し込み前に条件をご確認くださいね。
※条件は公式サイトをよくご確認下さい。
家づくりのとびらを利用する前の注意点
登録社数はタウンライフより少ない
登録加盟店数がタウンライフより少ないため選択肢が狭まる可能性があります。
コーディネーターを通す分、やり取りの自由度はやや下がる・コーディネータの資質に左右される
コーディネータを通す分、効率的であるものの、やり取りの自由度が下がります。
タウンライフの場合は直接やりとりできるためスピーディーです。
また、コーディネータの資質に左右される可能性があります。
タウンライフ家づくりvs家づくりのとびら 口コミを徹底比較
タウンライフ家づくりの口コミ
口コミの信憑性
以下の口コミは、クラウドソーシングサービスを使いタウンライフ家づくりの利用経験者にアンケートを実施し入手したものです。
回答の正当性を確保するために、未経験者が回答することを想定しダミーの選択肢を用意しました。
その選択肢を選んだ回答は不正と判断し非掲載としています。
不正回答を除外したところ、信頼できる回答は4件のみでした。
信頼できる回答ですので参考にしてください。
30代女性
注文住宅の間取りと費用相場を一括比較できると知り、便利だなと思いました。カタログをもらえたことでイメージが膨らんだことが良かったです。
40代男性
自分の住んでいる地元にあるいくつかの住宅メーカーに資料請求ができ、希望や考えているプランなどを一度説明するだけで良い手軽さが良かったです。
30代女性
資料の一括請求といった点ではよかったです。無料で利用できるし便利だと思います。担当者の方も丁寧に対応してくれました。
30代男性
無料で各社のカタログを手に入れることができるのは非常に良かったです。様々な情報を得ることができ、そこから改めて自分たちに合った家造りを再確認することができました。

タウンライフの家づくり計画書の中身を見る
家づくりのとびらの口コミ
以下の口コミは公式サイトから引用したものです。
B様(千葉県)3人家族(うち子供一人)
1社1社ハウスメーカーを訪問して、毎回同じ話をするのが大変でした。結局、何が自分たちに合っているのかがわからなくなり一度断念。家づくりのとびらは、コーディネーターの方が要望を的確にヒアリングしてくれて、予め条件や要望を伝えてもらえるので、最初から本題に入ることができて感謝しています。
T様(宮城県)4人家族(うち子供2人)
きちんと話を聞いてくれて、分からないところに関しては目安としてのアドバイスもしてくれて分かりやすかった。アドバイザーと話すことで、今後の家づくりをどうすすめるかイメージがわいてきたので良かったです。また、直接ハウスメーカーに問い合わせするより、専門的な人を挟むことで段取りや話がスムーズだと思います。
M様(神奈川県)2人家族
営業電話がたくさん来て怖いイメージがありましたが、実際にそんな事なく電話対応の担当者さんが今までの人生で出会った事のないほど親切な方で感動しました。実際に話を聞きたいハウスメーカーや工務店のアポがまとめてとれたり、今後話を進めていくうちに営業担当の方と合わなかったりした場合は相談できるとのことで安心しました。家づくりは始めてで不安がいっぱいなので、相談できる方がいることは心強いです。

どちらを選ぶべき?
タウンライフ家づくり向きなのはこんな人
自分で複数社を比較検討したい
とにかく多くの会社から情報を集めたい
土地探しから同時に進めたい
タウンライフ家づくりは「情報量重視・自分で比較したい人」に向いているサービスといえます。
※対応はハウスメーカー・担当者によります。
家づくりのとびらが向いているのはこんな人
会社選びで迷ってしまうタイプ
忙しくて情報収集に時間をかけられない
コーディネーターに相談しながら効率的に進めたい
家づくりのとびらは「効率重視・プロに相談しながら決めたい人」に向いているサービスです。
※条件は公式サイトをよくご確認下さい。