こんにちはアベです。
こんな疑問にお答えするためにハウスメーカーで17年間営業に従事したS様にインタビューしました。
S様のプロフィール
【職歴】
大学卒業後、住宅メーカーで2023年3月までの約17年間新築住宅営業に従事。
在籍中は、200組超えの新築住宅の受注。
現在は、不動産アドバイス事業を行っております。
【保有資格】
・宅地建物取引士
※クラウドワークスプロフィールより引用
ハウスメーカーの優秀な営業マンに担当者になってもらうために必要なこと
ハウスメーカー営業マンとのファーストコンタクトで考えられるのは資料請求・展示場・紹介。
優秀な営業マンほど仕事を抱えているため土日などは打ち合わせに忙殺されており新たに担当してもらうことは難しいのが現実です。
より優秀な営業マンに担当してもらいたいなら平日に資料請求してみると良いでしょう。
直接展示場にいくなら土日を避けることがポイントです。
ハウスメーカーの内情を伺った以下の記事も併せて参考にしてください。
【ハウスメーカー】資料請求で担当者は決まる【優秀な営業マンの見分け方あり】
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ハウスメーカーの担当営業マンが新人・若くて不安な場合
元ハウスメーカーSさん
どんな優秀な営業マンも新入社員時代、若手時代があったはずです。
若い営業マンならではのメリット・デメリットをお話したいと思います。
若い営業マンのメリット
元ハウスメーカーSさん
新人・若い営業マンのメリットはフットワークの軽さです。
ベテラン営業マンになればなるほど、経験値が増して動きを制限しますが、若手営業マンは分からないことだらけなので、お客様に常に全力で向き合い、前向きで実直です。
組織上の業務量の負荷は決して高く無いため多少のミスは爆発的な行動力でカバーしてくれます。
お客様と同じ目線で、住宅計画を進めていきたい方にはお勧めです。
または、同年代で意見や趣味が合うなど、言いやすい関係を営業マンと築きたい方にも若手の営業マンはお勧めです。
若い営業マンのデメリット
元ハウスメーカーSさん
経験が不足している分、依頼事項に対してのレスポンスの精度が低い場合があります。
それに加えて、世代的な部分かも知れませんが、物事の優先順位や影響力の大小を自分で判断できず、空気が読めない提案や話の流れになることもあります。
せっかちななお客様や、時間があまりない方には不向きな側面があります。
計画があまり進んでないのにも関わらず、会う回数だけ、桁違いに多くなるなど時間に対する生産性を気にするお客様は、相性が悪いのも若手の営業マンの特徴です。
若い営業マンが担当になった時の注意点
元ハウスメーカーSさん
デメリットでもお伝えしたように、話の流れが読めないこと・時間が合理的に使われないなどありますが、一番の注意点は若手営業マンが担当になった場合のサポート体制がどうなるかです。
打ち合わせなどに上司が同席するかどうかが鍵になる場合もあります。
若手営業マンの個人の裁量はほとんどなくその場で確認したいことも持ち帰って確認とならないように、サポート体制の形がどうなるかを確認しておきましょう。
決して、若手営業マンが悪いと言うわけではありません。
若くしてトップ営業マンになられる方もいる点から先ほど話した内容には個人差があります。
若手の発想力を重視したいお客様や、一緒に育てて見守るぐらいの包容力のあるお客様ですと若手営業マンの経験になりますし、何よりそれに気づいた時、お客様に感謝以上の気持ちを返すと思います。
店長が担当者になることはある
元ハウスメーカーSさん
ハウスメーカーにもよりますが、店長や課長クラスが営業担当になることはあります。
今まで培ってきた経験があり、お客様の質問に対しても無理無駄がなく、安心して住宅の計画を任せられる営業担当でしょう。
店長や課長職になると、組織的な重要ポジションになりますので、お客様との商談や打ち合わせ以外にもたくさんの業務や、組織的行動の管理や、部下の指導など業務過多です。
プレイングマネージャーほど忙しい役職はありません。
体は一つしかありませんから、お客様に対して十分時間を取れているかどうかとなりますので、ベテラン社員や店長、課長職の営業は、営業の都合でなるべくお客様に動いてもらえるようにして無駄を省きます。
【ハウスメーカーの営業に不信感】担当者替えの現実を元ハウスメーカー社員が暴露
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