注文住宅と建売どっちがいい？知恵袋のよくある疑問をリアルなデータで徹底解明

注文住宅と建売、「どっちがいい」の答えはあなたの中にある！

【知恵袋の疑問に答える】「注文住宅 vs 建売」究極の二択の真実とは？

「注文住宅と建売、結局どっちが良いの？」これは、家づくりを考え始めた人が一度は悩むニ択です。

知恵袋やSNSでも同様な質問が散見されます。

その理由はどちらにも明確なメリットとデメリットがあり「万人に共通する正解」が存在しないからです。

この記事では、あなたの家づくりにおける不安や疑問を解消するため、注文住宅と建売住宅、そして「第三の選択肢」まで含めて多角的に、そして正直に比較します。

失敗しない家づくりは「費用の相場とメリット・デメリット」の正直な比較から始まる

多くの方にとって一生に一度の家づくり。

失敗は避けたい。

後悔しないためには、感情論ではなく、数字と事実に基づいて比較検討することが不可欠です。

特に、インターネットで目にする他人の無責任な意見に惑わされることなく、最新の費用相場や住宅性能の実態を正確に把握してご家族に最適な選択肢を検討すべきです。

 知っておきたい！家の選択は「現在の予算」と「未来の理想」で決まる

どちらの住宅を選ぶべきか、突き詰めれるとあなたの「現在の予算」と「未来の理想とするライフスタイル」のバランスで決まります。

この記事を読み進めることで、「あなたはどちらに向いているか」が明確になります。

まずは、具体的な比較から見ていきましょう。

注文住宅と建売住宅を徹底比較！あなたはどっち派？

【相違点】注文住宅 vs 建売住宅：10の検討ポイント

注文住宅も建売住宅にもそれぞれ良い点があります。

まずは相違点を明確にしていきましょう。

 注文住宅の「メリットとデメリット」：自由設計の裏に隠れたデメリット

メリット：夢を形にする「無限の自由度」（性能も最高ランクを目指せる）

注文住宅の最大の魅力は、なんといっても「自由度」です。

間取り、外観デザイン、設備、そして住宅の性能（耐震等級3、ZEH基準の断熱性など）まで、すべてあなたの希望に合わせて設計できます。

「日当たりの良い大きな吹き抜けが欲しい」「高性能な換気システムを入れたい」など、理想をとことん追求することが可能です。

デメリット：【最大の壁】めんどくさい打ち合わせが長期化＆予算管理の難しさ

自由度が高いことの裏返しとして「決めなければならないことが膨大にある」という最大のデメリットがあります。

• 打ち合わせの泥沼

  • 間取り、外壁、キッチン、照明、コンセントの位置、壁紙の色など、これらすべてを決める必要があります。ハウスメーカー選定～決定までにも時間がかかるため、打ち合わせに疲れる方が続出します。

• 予算管理の難しさ 

  • 自由であるが故「これもいいな」とオプションを追加し続けると予算が大きくオーバーしてしまうリスクに直面しやすいです。

建売住宅の「メリットとデメリット」：手軽さと引き換えの制約とは？

メリット：「価格の安さ」と「入居までのスピード」

建売住宅の強みは、その「手軽さ」です。

建材の一括仕入れや、設計・施工工程の標準化・効率化を図ることで、建築コストを抑え、リーズナブルな価格で提供できるようになります。

また、すでに建物が完成している、または間もなく完成予定の物件が多いため、契約から入居までの期間が短く、引っ越し計画を立てやすい、住んだ後がイメージしやすい点も大きな魅力です。

デメリット：既存設計を変えられない「間取りの妥協点」と「見えない性能の不安」

建売住宅は、すでに設計が固定されているため、間取りや設備の変更は基本的にできません。

特に「水回りの動線が悪い」「収納が少ない」など、住み始めてから気づく妥協点が出る可能性があります。

また、後述しますが、性能面についても「最低限の基準」を満たしているケースが多く、断熱材の種類や施工方法といった「見えない部分」の性能については、自分で確認することが難しいという不安が残ります。

2択だけじゃない？第三の選択肢・規格住宅でいいとこどり

注文住宅の「めんどくさい」を解消する規格住宅（セミオーダー）とは？

「フルオーダーの注文住宅はめんどくさい。でも建売だとこだわりが反映されない」という方に実は第三の選択肢があります。

それが規格住宅（セミオーダー住宅）です。

これは、ハウスメーカーや工務店が用意した「プラン集」や「デザイン集」から、間取りや外装、設備などを選んでいく方式です。

規格住宅のメリット：「費用」「スピード」「自由度」の絶妙なバランス

規格住宅は、注文住宅と建売住宅の「いいとこどり」バランスの良さが最大の魅力です。

• 費用が明確： 設計の手間が省けるため、フルオーダーよりも安価で、予算を明確化しやすいです。

• スピードが早い： すでに設計のベースがあるため、打ち合わせ回数が少なく、工期も短縮できます。

• 自由度が残る： 間取り、外壁の色、キッチンのメーカー、内装のテーマなどある程度自由に選ぶこともできます。

規格住宅のデメリットと注意点：決めることがゼロではない

もちろん、規格住宅にもデメリットはあります。

• 完全に自由ではない： 構造に関わる壁の位置や、窓の大きさ・位置などは変更できないことが多いです。（プラン内から選ぶ方式）

• オプション追加のリスク： 標準プラン外の設備を多く選ぶと、結局フルオーダーと変わらないほど高額になるリスクがあります。

【最新版】結局、お金はいくらかかる？リアルな費用感を徹底解説

注文住宅の「昨今の費用感」：総額を左右する3つの要素

昨今、資材費や人件費の高騰により、注文住宅の建築費用は上昇傾向にあります。

総額を左右する主な要素は以下の通りです。

1. 建物の本体価格： 坪単価と延床面積で決まる、最も大きな費用。

2. 付帯工事費： 解体、地盤改良、外構、上下水道の引き込みなど、土地の状況に大きく左右される費用。

3. 諸費用： 登記費用、火災保険、ローン手数料、税金など、必ずかかる費用。

あべ

注文住宅の大きな相場感は「4,000〜5,000万円」

フラット35利用者調査より引用

※土地付き注文住宅とはフラット35を通じて「土地・建物を購入したケース」を指します。

あべ

あくまで平均値。大手とローコストでは同じ床面積でも1,000万円違うこともざらなので、各社の費用感を知りたい方は以下の記事も参考にしてください

建売住宅の「平均費用感」：フラット35のデータを読み解く

建売住宅は、価格が明確で予算が立てやすいのが特徴です。

実際のデータを見てみましょう。

【データ公開】フラット35利用者の購入平均価格

住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査（2024年４月～2025年３月）」によると、建売住宅の全国平均購入価格は、3,826.1万円（土地取得費込）でした。

昨年度の全国平均購入価格が3,260 万円ですからこちらも上昇しています。

地域差はありますが、このデータは「建売住宅でなら無理なく購入できるライン」の目安となります。

諸費用や税金を含めた「手取り額」で考える購入ライン

建売住宅の価格表示は「土地・建物セット価格」ですが、購入時に物件価格の約6～10%程度の諸費用（仲介手数料、税金、ローン費用など）が別途発生します。

手元の現金（自己資金）をいくら用意する必要があるか、事前に計算しておきましょう。

家づくりに悩んでいる女性

注文住宅もローコストとか工務店ならいけそうだし。規格住宅も興味ある。戸建て住宅も悪くなさそうだし・・・。どれがいいのか絞り込めない・・・。

あべ

一つに絞り込まずに「予算内」で対応可能な選択肢に関する資料を一気に取り寄せて家族で話合うのが一番

すまいみっけという無料サービスを使えば、注文住宅（規格住宅含む）、戸建て住宅はもちろん、マンションも視野にいれて「予算内で対応可能な選択肢」を幅広く検討することができます。

不動産会社・住宅会社と個別に訪問する手間が省ける上、相場観も簡単に把握できるので便利ですよ。

【読者の不安を解消】注文住宅・建売のよくある質問Q&A

Q. 【重要】注文住宅と建売で「住宅の性能」に違いはあるの？

A. 違いはあります。特に「断熱性・気密性」と「耐震等級」に差が出やすいです。

• 注文住宅： 施主が希望すれば、長期優良住宅や断熱等性能等級7など選択できます。（性能に応じて総費用も上がります）

• 建売住宅： 多くの建売は「建築基準法が定める最低限の基準」を満たしていることが多いです。もちろん、最近は大手メーカーが手掛ける高性能な建売も増えていますが、「何が標準仕様か」を契約前に必ず確認する必要があります。特に断熱材の種類や厚さは要チェックです。

Q. 注文住宅は「予算オーバー」が怖い！回避する方法はありますか？

A. 間取りを決める前に、設備や建材のグレードを「標準仕様」から下げて検討する機会を設けましょう。

予算を抑える最も効果的な方法は、水回りのグレードを下げる、壁紙やフローリングをシンプルなものにするなど、「標準仕様」で十分な部分を見つけることです。

またお家の大きさを無駄に大きくしないことがもっともコストにインパクトを与えます。

Q. 建売住宅は「手抜き工事」が心配・・・購入前にチェックすべきポイントは？

A. 建築途中の検査体制と、「住宅性能評価書」の有無を確認しましょう。

すべての建売が手抜きというわけではありませんが、不安なら「第三者機関による検査報告書」や、建物の品質を客観的に示す「住宅性能評価書」（特に耐震等級や断熱性能の項目）が発行されているかを確認しましょう。

これらがあれば、客観的な品質が担保されている証拠となります。

Q. 土地探しから始めるべき？それとも住宅込みの建売を選ぶべき？

A. 理想の家が最優先なら「土地探しから」、予算と入居時期が最優先なら「建売」です。

土地探しから始めると、土地の形状や法規制が家の間取りを制約しますが、場所は思い通りに選べます。

建売は土地の制約を受け入れますが、費用は確定しており、手続きもシンプルです。

「自分にはどっちが適切か？」後悔しないための最終チェックリスト

6-1. 【結論】あなたが注文住宅に向いている4つのサイン

1. 予算に多少の余裕があり、時間と労力を惜しまない覚悟がある。

2. 間取りや設備に「絶対に譲れないこだわり」が複数ある。

3. 高性能（高気密・高断熱、耐震等級3など）を重視したい。

4. 家づくりそのものを「一大イベント」として楽しみたい。

6-2. 【結論】あなたが建売住宅に向いている4つのサイン

1. 予算の上限が決まっており、費用を明確に管理したい。

2. 間取りへのこだわりは少なく、「住めれば十分」と考えている。

3. なるべく早く引っ越したい、手続きの手間を減らしたい。

4. 住宅性能は最低限（もしくは標準レベル）で問題ないと考えている。

まとめ：最初の一歩を踏み出すあなたへ

家づくりで最も大切なのは「広い視野で比較検討すること」

注文住宅も建売も、そして規格住宅も、それぞれにメリットとデメリットがあります。大切なのは、「あなたの理想やライフスタイルに合っているか」です。どれか一つに決めつけず、できる限り多くの情報を集め、広い視野で比較検討してください。

【次のアクション】あなたの希望に合う「注文住宅」も「建売」もまとめて探せる唯一の方法とは？

あなたがもし、

• 「自分の希望に合うハウスメーカーが分からない」

• 「高性能な建売住宅の情報を効率的に知りたい！」

• 「注文住宅と建売、規格住宅まで、両方の間取りや費用感を一度に比較したい！」

こう感じているなら、すまいみっけという無料サービスを使えば、注文住宅（規格住宅含む）、戸建て住宅はもちろん、マンションも視野にいれて「予算内で対応可能な選択肢」を幅広く検討することができます。

不動産会社・住宅会社と個別に訪問する手間が省ける上、相場観も簡単に把握できるので便利ですよ。