注文住宅を検討する中で、よく名前が挙がるのが「積水ハウス」と「大和ハウス」です。
どちらも大手ハウスメーカーとして高い人気を誇りますが「結局どっちが良いの?」と悩む方も多いようです。
そこで、この記事では、価格、住宅性能、設計の自由度、保証制度、企業の信頼性、そして実際の口コミまでを徹底比較し、あなたにぴったりの選び方を解説しました。
はじめに|実際に建てた施主のリアルな声を元に比較しました!
この記事では、実際に積水ハウス・大和ハウスで家を建てた施主さんに直接ヒアリングした一次情報を基に両社を徹底比較しています。
登場する施主のご紹介
Hさん:夫婦+子ども1人の3人家族。積水ハウスで鉄骨2階建て住宅を建築(2023年竣工)。
→ 詳しくはこちら:積水ハウス施主レポートAさん:夫婦+お子さん1人の3人家族。大和ハウスで鉄骨2階建てを建築(2021年竣工)。
→ 詳しくはこちら:大和ハウス施主レポート
価格・坪単価の違いを比較!予算に合わせた選び方
今回比較する積水ハウスは「イズロイエ」鉄骨造、大和ハウスも「xevoΣ」鉄骨造の家。
家づくりの第一のポイントは「予算」ですよね。
積水ハウスと大和ハウスとも同じ鉄骨造でありながら、坪単価やコスト感に違いがあります。

項目 | 積水ハウス | 大和ハウス |
---|---|---|
坪単価の目安 | 約120万円(30坪で約3,600万円) | 約94万円(37坪で約3,476万円) |
提供商品 | イズ・ロイエ(鉄骨) | xevoΣ(鉄骨) |
コストの特徴 | 高級感と長寿命仕様によりやや高め | 予算重視 |
仕様や広さによって坪単価は変わりますが、今回のデータから比較すると大和ハウスの方が予算重視で選ぶならおすすめ。
👉 ポイント:高級感や性能重視なら積水ハウス、予算内で選びやすいのは大和ハウス。

「積水ハウスと大和ハウス、どちらがいいんだろう・・・?」と迷っているあなたへ。
どちらも性能・デザイン面では甲乙つけがたいですよね。
どうしても客観的に見える「価格(坪単価)」と「スペック」で比較しがちですが、実は「営業マンとの相性」はとても大事です。
「いくら良い部材を使っているハウスメーカー」でも「希望がうまく伝わらない」と家づくりはうまくいかないからです。

またお家の価格を「坪単価のみで比較する」のも、実は危険なんです。
お家の価格は使う部材や構造、広さによって千差万別ですし、中には、延べ床面積でなく施工床面積を算定基準にすることで坪単価を「安く見せかける」業者もいるからです。
大事なのはあなたの希望を形にしてもらい実際に比較検討することです。
そのために役立つのが「一括請求サービス」です。
なかでも
✅ タウンライフ家づくりなら
・あなたの希望に沿ったオリジナルの提案が受け取れる
・積水ハウス・大和ハウスはもちろんその他大手ハウスメーカーとの相見積もりが可能
・希望に合ったプランや価格帯が見つかる
・比較検討して納得の家づくりができる
一括請求サービスの「タウンライフ家づくり」はWEB上からあなたの希望をたった1度入力するだけで複数社から無料で提案を受けられます!
電話連絡の時間帯やメール希望など、連絡方法もリクエスト可能なので、電話対応に追われる心配もありません。
✅ 時間を無駄にせず、賢く比較したい方にはピッタリのサービスです。
🏠 大和ハウス・積水ハウス・その他気になるハウスメーカーに一括して資料請求
住宅性能の比較:断熱性・耐震性・耐久性の違いとは?
「冬暖かく・夏涼しい」快適性に影響するのが「断熱性」です。
地震大国日本。
大きな地震が起きた時に家族の安全を担保できるのか、その重要な指標が「耐震性」。
家は完成したら終わりではありません。
子供の世代に残せる資産価値があるのか、または将来メンテナンスできる余裕はあるのか、耐久性も家選びにおいて大事な要素です。
実際に積水・大和で家を建てたHさん・Aさんの「住み心地」の生の声も紹介しています。
まずは主な性能を比較し表にまとめました。
性能項目 | 積水ハウスの特徴 | 大和ハウスの特徴 |
断熱性 | ぐるりん断熱 超高断熱アルミ樹脂複合サッシ(SAJサッシ・アルゴンガス入り) 新築の断熱等級5、ZEH比率は92%(※) (※)2021年4月から2022年3月 北海道/ A 登録:実績65%。 北海道以外/B 登録:実績92% | 外壁・天井・床・窓すべてを高断熱化 樹脂アルミサッシ+Low-Eガラスを使用。 標準で断熱等級5・ZEH基準クリア |
耐震性 | シーカス制震構造(鉄骨)で高い強度。 | D-NΣQST構造で耐震+制震を両立。 繰り返しの揺れにも強い。 |
耐久性 | ダインコンクリート耐久60年以上 独自の防錆加工で鉄骨の耐久約100年 | 主要な構造体に電着塗装を施し、75年以上の耐用年数を実現 dxウォールとKIRARI+で耐久約30年 |
両社とも鉄骨構造でありながら断熱等級5(ZEH基準)をクリアしており、断熱性能・耐震・耐久にも優れています。
ただし、より断熱性能を求めるなら積水ハウス。
超高断熱アルミ樹脂複合サッシ(SAJサッシ)の方が性能はやや上。
積水ハウスは初期費用は高いものの、耐久性が高いため将来的なメンテナンスコストはおさえられそう。
ただし、大和ハウスもZEH基準はクリアしており制震・耐震構造も持っている。
さらに天井高272cmによる開放感が売り。

👉 ポイント:性能や将来のメンテナンスコストで選ぶなら積水ハウス。コストバランスを重視するならダイワハウスもあり!
設計自由度と間取りの柔軟性:理想の住まいを実現するには
注文住宅で重要なのが「設計自由度」です。
自由設計と言われても、実際にはモデルプランからカスタマイズするようなハウスメーカーも。
家族の将来を含めたライフスタイルに合わせ、柔軟に間取りの設計に対応できるのかは満足度に影響を与える重要な要素!
項目 | 積水ハウス | 大和ハウス |
---|---|---|
設計自由度 | 「ユニバーサルフレームシステム」を進化。 部位ごとに最適な厚みや太さの軸組を 「適材適所」に配置。 今まで以上に建物強度と設計自由度を高め 大開口や大空間などの快適提案を可能。 | 「グランリビング」 天井高が2m72cmと空間の広がりを実現できる のが特徴。 柱が少ない構造体で間取りの自由度が高い。 プランによっては幅3m45cmの窓を 2枚連続で配置可能。 |
👉 ポイント:大開口・大空間を実現したいなら積水ハウス。天井高を活かした解放感を重視したいならダイワハウス
一般的には、積水ハウスは営業・設計・インテリアの専門担当が一貫してサポートし、建築主の意見を営業担当者が受け、設計士に橋渡しする形。
予算によっては希望の間取りに仕上がらないこともままあるようです。
大和ハウスも同様ですが、やや価格帯が安いことから、希望の間取りを実現しやすいかもしれません。
口コミから見る積水ハウスの間取り提案力
実際に積水ハウスで建てた施主Hさんによると「営業担当の方には私たちが納得するまで話をしてくださり親身に対応をしていただきました。」とのこと。
「LINEを交換しスムーズなやりとりができて良かった」とも。
提案力もあり「リビングを広く取って南側に大きな窓を設けたことで日当たりが良く、明るい家になりました。将来子どもが3人できても部屋が確保できるよう、今よりも先を見据えた間取りにしました」と語ってくれました。
積水ハウスの間取りを詳しく見る
口コミから見るダイワハウスの間取り提案力
ダイワハウスで建てた施主Aさんは「扉はあるけれどすべての部屋がつながっていて、生活動線がとてもスムーズ。リビング横の小上がり和室も、子どもと遊ぶ場所にも、来客時の特別な空間にも使えてとても便利」と話していました。
大和ハウスの間取りを詳しく見る
またAさんはこんなこともおっしゃってました。
「住友林業、積水ハウスの営業担当の人は他のメーカーの悪口を言ってばっかりでとても不快でした。」

だからこそ大事なのが比較することなんです。
1社に絞らず複数の営業マンと合ってみて、あなたの希望に真摯に向き合ってくれるのか見極めることが失敗を避けるコツです。
積水ハウス・大和ハウスの提案を比較検討したいなら「タウンライフ家づくり」サービスが便利です。
お家にいながら、あなたの希望に沿って
間取り・土地資料・資金計画書が無料でまとめて届くから、積水ハウス・大和ハウスの提案をお家にいながら比較検討できます。
(※対応はハウスメーカー・担当者によります)
複数社と比較検討することでより納得のいく家づくりができますね。
電話連絡の時間帯やメール希望など、連絡方法もリクエスト可能です。
保証制度とアフターサービスの充実度をチェック
購入後の安心感を左右する「保証制度」や「アフターサービス」もチェックポイントです。
項目 | 積水ハウス | 大和ハウス |
---|---|---|
初期保証期間 | 30年(有償点検・補修で最大60年延長) | 30年(条件付きで最長60年延長) |
アフター体制 | 「お客様センター」など24時間体制 | 地域密着型の迅速な対応 |
ポイント:どちらも長期保証に対応。
点検頻度も両社ともだいたい同じ。
積水・大和、その他大手ハウスメーカーのアフターメンテナンスの比較は以下の記事で詳細にまとめています。
注文住宅の比較検討のポイントをさらに詳しく
大和ハウスの保証の口コミ
施主Aさんは「2年点検までは短いスパンで点検があり、建ててすぐと少し時間が経ってから両方でチェックしてもらえるので安心できました。換気口や窓サッシのスリットのお手入れ方法まで丁寧に教えてもらえて助かった」と話していました!
企業の信頼性と実績:積水ハウス vs 大和ハウスの評価
長年の実績も安心材料のひとつです。住宅業界での信頼性を比べてみましょう。
項目 | 積水ハウス | 大和ハウス |
---|---|---|
創業年 | 1960年 | 1955年 |
累計戸数 | 約260万戸 | 約180万戸 |
特徴 | 高級志向・環境配慮住宅の先駆け | スピード感と技術開発に積極的 |
一般的には、積水ハウスは分譲住宅やマンション、海外展開にも積極的で、安定感と信頼感がある企業です。
両社とも社会的信頼度は高いですよね。
実際に家を建てた施主さんの信頼度を図る口コミをみてみると・・・
口コミ:積水ハウスの営業マンへの信用度
施主Hさんは「営業担当の方が親身で、ショールームにも付き添ってくれたりLINEでこまめに連絡をくれたりと、とても安心できました。小さな子どもがいるので、ベビーベッドを用意してくれたのも助かりました」と話してくれました。
口コミ:大和ハウスの営業マンへの信用度
一方、大和ハウスを選んだ施主Aさんは「営業担当の方が他社の悪口を言わず、自社の良さを丁寧に説明してくれて信頼できました。最終的な決め手になったのは、この営業の方の人柄でした」と語っていました。

営業マンの変更についてさらに詳しく
まとめ:あなたに最適なのはどっち?選び方のポイント
最後に、積水ハウスと大和ハウスの特徴を整理しておきましょう。
あなたの重視ポイント | おすすめメーカー |
---|---|
高級感・ブランド力重視 | 積水ハウス |
予算内で性能も重視したい | 大和ハウス |
設計の自由度を求める | 積水ハウス |
長期保証の安心感 | 両者とも高水準 |
積水ハウスと大和ハウスは、どちらも優れた性能と安心のサポート体制を持っています。
性能面、設計の自由度、営業や担当者との相性など、どこに重きを置くかで最適な選択は異なります。
最後は、実際の見学や担当者とのやりとりを通じて、自分たちに合ったパートナーを見極めることが重要です。
両社を比較検討しながら、「我が家にとってのベスト」を見つけてくださいね。