
出産とマイホーム購入のタイミングが重なると、辛くないのかなぁ、やり遂げられるのかなぁと不安になりますよね。
結論からいうと「上手に工夫すれば」タイミングが重なっても大丈夫です。
この記事では、出産とマイホームのタイミングが重なっても負担にならないための「上手な工夫」を紹介しました。
これをやると辛いよ!という現実も正直にお話したので、参考に読んでみて下さいね。
この記事で分かること
- マイホーム購入のタイミングと出産が同時タイミングでも大丈夫な理由
- これはNG!辞めた方が家づくりの進め方(口コミあり)
- 負担を軽くする上手な家づくりの進め方
結論|出産とマイホームは同時進行でも大丈夫?【不安な人が最初に知るべき答え】
出産と重なる?家が完成するまでの期間はどれくらいかかる?
まずは、家づくりにかかる全体のスケジュール感を整理しておきましょう。
情報収集期間:約3か月
会社選別期間:約3か月
プランニング:約3か月
工事期間:約6か月
合計すると、家が完成するまでに約15か月(1年3か月)ほどかかる計算です。
このスケジュールを逆算すると、妊娠初期から計画を始めれば、お子さんの誕生後に新居での生活をスタートできる可能性もありますよ。
家づくりの始め方
妊娠中のお体に負担をかけない進め方
最初のステップとなる「情報収集」は、今やオンラインで完結できる時代です。
妊娠中は体調が不安定なことも多く、特につわりが酷い時期などは、展示場をまわるのはなかなか大変ですよね。
でも、大丈夫です。
スマホ・パソコンがあれば、家にいながら情報収集が始められる時代です。
家づくりの疑問もメールで相談できる時代
家づくりに必要な土地や間取りに関する疑問もメールで相談できるサービスがあります。
中には専門のコーディネータが間に入ってあなたの要望を整理してハウスメーカーに伝えてくれるものまで用意されています。
要注意|妊娠中にこの進め方をすると家づくりが一気に辛くなる
ただし家づくりの進め方を間違えると一気にしんどくなる恐れが。以下の点だけは絶対避けましょう。
妊娠中に展示場巡りをおすすめしない理由
注文住宅を検討している方は「展示場」に行くことを真っ先に想像していると思いますが、一気にしんどくなるのでやめましょう。
展示場ではセールスマンの説明が行われ、最低でも1社に1時間はかかります。
家づくりでは比較検討が大切ですから、複数社に足を運ぶとなるとそれだけ大切なお体への負担が大きくなりますよ。
家づくりを進めるなら、可能な限りオンラインサービスを使うなど、体に負担をかけない形で進めましょう。
つわり中の打ち合わせは辛い【体験談あり】
つわりはご存じの通り一般的に妊娠5週目頃から長くて16週までには収まってきますよね。
つわりは妊娠5週から始まることが多く、症状のピークは妊娠8~10週くらい。妊娠12~13週にはおさまってきます。長くても妊娠15~16週になるとほとんどの人が終わるといわれています。
なかには予定月経のころ、妊娠4週から始まる人もいます。
つわり真っ最中のタイミングで展示場を巡るのは避けた方がいいですよ。
悪阻中に展示場だの色んなところ連れていかれて辛み
— こげぱんママ🥨2y5m👧🏻0m👶🏻 (@wNePPSPhnTwRFV2) April 6, 2022
マイホームが欲しくて住宅展示場行ったり土地探したりお父さんにざっくり図面書いてもらったりしてたけど、私が妊娠してすぐつわりになったからマイホーム計画がそこで頓挫してしまって。
でも家族増えるし夫の年齢的にもローン組むなら早い方がいいし、そろそろまた計画を進めたいところ…🥺夫次第— ゆう🍈ばりめろん☁️3y11m👧🏻&1y10m👦🏻 (@Tapioca_peanuts) November 17, 2020
だからこそ妊娠初期〜中期はオンライン中心が正解です。
できるだけオンラインサービスを利用し悪阻が収まる頃から打ち合わせに進めるように計画しておくと良いでしょう。
妊娠中の家づくりは夫の協力が必須|理解がないと起こりやすい問題
家づくりに関して夫婦でもめることがあります。
特に奥さんが妊娠中だと旦那さんの配慮・気遣いがとても大事になります。
家づくりを進めるにあたってあらかじめ奥様から「妊娠中は積極的に動けないかもしれない」「体調に配慮してほしい」旨を伝えておくと良いかもしれません。
実際に旦那さんにイラっとした妊婦さんの声を紹介しますと・・・
30代女性
当時妊婦だったこともあり、平日主人が仕事の日に書類をハウスメーカーまで持って行けと言われた時はカチンときました。私の体調を気遣って計画的に考えて欲しかったです
30代女性
私がつわりで動けなくなって、旦那1人では何もできないらしく、私のつわりが落ち着くまで全然進みませんでした。上の子が幼稚園に入るまでには家がほしかったので少し頼りなかったです。

30代女性
主人に何を言っても無駄だったのでハウスメーカーの方にお願いして提出期間の調整などをしてもらいました。ハウスメーカーの方のほうが私の体調を気遣って下さったので最後までやり遂げることが出来ました。
家づくりをスムーズに進めるには、担当営業マンの提案力や人柄はとても大切です。
ハウスメーカーを一社に絞り込まず、営業マンの対応を含めて建築会社は選ぶことがポイントです!


出産後に家を建てるべき?同時進行と迷ったときの考え方
出産後にマイホーム計画を始めるメリット
頭金をためることで総支払額を減らせる良い点がある
子供が生まれるまでに頭金をためれば住宅ローンの総支払額を減らせるメリットもあります。
妊娠中の身体的リスクを避けられる
妊娠中ならではの身体的リスクを避けられることもメリットです。
妊娠中はお腹が大きくなりますから
- 転倒に注意したり
- 長時間の外出や立ちっぱなしがつらい
- 急な体調不良(つわり・貧血・張りなど)が起きやすい
といった状態になりますよね。
家づくりでは、土地を見に行ったりモデルハウスを何軒も回ったり打ち合わせで長時間座ったりという場面もあるので、辛い場面があります。
出産後はこういったリスクを避けられるメリットがあります。
出産後に家づくりを始めるデメリット|物価高・住環境の注意点
赤ちゃんのお世話で手が離せなくなる
赤ちゃんが生まれると付きっ切りになるので、家づくりに手が回らなくなります。
ベビーベットを用意してくれるハウスメーカーも中にはあるようですが、夜泣きする赤ちゃんの場合はママの体力も追いつかないかも知れません。
妊娠中でも妊娠後でも違う大変さはありますね。
物価高で住宅価格・金利が上昇し不利になる恐れがある
近年物価高により住宅価格がかなり上昇しています。
住宅金融支援機構のデータによると2024年4月~2025年3月の注文住宅に関する全国総費用の平均は以下の通りです。
全国平均値(フラット35を利用した人限定の数値)
- 土地付き注文住宅(フラット35を通じて住宅・土地双方の借入を行ったケース) 5,007万円(建設費3,512万円 土地取得費1,495万円)
- 土地借入無しの注文住宅 建設費3,932万円

時間が経つと金利が上昇したり、物価高で住宅価格がますます上昇する恐れがあります。
住環境によってはストレスを感じる場合がある
私の体験談ですが、赤ちゃんをアパートで育てることは周囲の理解がないと大変なストレスを感じます。
我が家は天井ドンをくらい、アパートを引越し、平屋の賃貸に移りすみ、家を建てて現在に至ります。

出産前にマイホーム計画を進めるメリット
出産前にマイホーム計画をスタートさせるメリットは3点あります。
マイホーム計画を優先するメリット
- 物価高の影響を最小限に抑えられる
- 住宅ローンを早めに組むことで完済年齢を早くでき老後に備えやすい
- 赤ちゃんの頃からストレスの無い綺麗な環境でスタートできる
物価高の影響を最小限におさえ、金利が上がる前の購入できます。(金利が上がる場合ですが)
少しでも、若いうちに住宅ローンを組んだ方が完済期間が早くなります。
そのため老後に備えやすいと言えます。
またママも、お子さんもストレスのない環境でのびのびと子育てができます。

妊活中・将来あと一人授かりたい|家族構成が未定ならフレキシブルな「間取り」で対応する
家族構成が決まる前にマイホームを買うと「適切なお家を作りにくい」というデメリットがあります。
ただし家族構成が決定するまでには時間がかかりますので、家を家族構成に合わせられるよう柔軟な設計を行うことをおすすめします。

まとめ|出産とマイホームのベストなタイミングに正解はない
出産とマイホームのタイミングに「正解」はありません。
大切なのは「どう進めるか」です。
すでに妊娠中の方
- 体調を最優先
- 情報収集・相談はオンライン中心に
- 打ち合わせは悪阻が落ち着いてからでOK

妊活中・家族構成が不確定な方
住宅ローン年齢・住環境も含めて冷静に判断
- フレキシブルな間取りで対応
出産後に検討しようか迷っている方
- 住環境ストレスや住宅価格の上昇も視野にいれる
お子さんが生まれた後に、生活費がどのくらい変化するのかおおまかにでも想定し「生活を圧迫しない住宅ローンを組む」ことが大切ですね。
出産には結構費用がかかりますよね。
出産費用は病院や入院する部屋の種類(個室、大部屋など)、そして分娩方法によってもその額は異なってきます。実際、正常分娩では30万~70万円と幅がありますが、平均値としては40万~50万円と考えていいでしょう。そして、それら費用は全額自己負担となります(帝王切開の場合は健康保険が適用)。
全国銀行協会:貯蓄がなく、出産費用が足りるかどうか不安ですより引用
この通り出産にかかる費用は平均値で40万~50万。
もちろん「出産育児一時金」など支援制度があるものの医療機関によっては「直接支払制度」を利用できない場合があります。
その場合は自己資金であらかじめ支払うことが必要になるので注意が必要です。
マイホームを買う時は頭金があるに越したことは無いのですが手元に現金が無くなるリスクも把握しておくことが重要です。
妊娠中・育児中の家づくりで一番疲れるのは情報が多すぎて何から決めればいいか分からなくなることです。
だからこそ最初は、
予算感
建売・注文・土地あり/なし
今の生活で困っていること
この3点だけ整理できれば十分。
複数の住宅会社から「今のあなたの状況に合った提案」だけを自宅で受け取れる仕組みを使えば、体への負担も、精神的な負担も大きく減らせますよ。

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