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注文住宅の費用

【実例公開】工務店で建てた注文住宅35坪の総額1,825万円の 内訳全公開|諸費用・補助金・坪単価のからくりまで解説

あべ

小学4年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー。45歳。 家づくりが楽しくしてブログにしました。 最近では注文住宅経験者にアンケートをとって「後悔しないためのポイント」や「間取り&見積もり」を公開してもらうなど生の声を集めて発信しています。マイホームの後悔を避けるヒント盛りだくさんなのでたくさん見ていってくださいね。

家づくりに悩んでいる女性
家づくりに悩んでいる女性
工務店で建てると実際いくらかかるの?見積もりの内訳まで全部知りたい。

注文住宅を検討していると、いちばん気になるのは「結局、総額でいくらかかるのか」ということではないでしょうか。

ネットには坪単価の情報がたくさんありますが、それだけでは家の総費用はわかりません。

建物本体のほかに、付帯工事・申請費用・登記・水道・解体・保険など、見落としやすい費用が積み重なっていくからです。

この記事では、私が工務店で建てた35坪・長期優良住宅・耐震等級3・準耐火構造のマイホームを例に、総額2,000万円(補助金差引後 約1,825万円)の内訳をできるだけ具体的に公開します。

この記事でわかること

  • 工務店で35坪を建てた場合の総額と見積もり内訳(実額)
  • 建物本体以外にかかる諸費用の全費目(水道・解体・登記・保険など)
  • 補助金160万円を受け取れた理由
  • 坪単価に騙されない「総額の見方」
  • 2025年現在の相場と当時の実例の差

これから家づくりを始める方が、自分の予算感をつかむためのリアルな参考例として読んでもらえたらうれしいです。

【まず確認】2025年の注文住宅相場と私の実例の差

この記事の実例は数年前のものです。

住宅金融支援機構のデータによると、2024年4月〜2025年3月の注文住宅(土地借入なし)の全国平均建築費は3,932万円。私が建てた当時と比べて400万円以上上昇しています。

相場の推移(フラット35利用者調査より)

  • 2024年度:3,932万円
  • 2022年度:3,715万円
  • 2020年度:3,532万円
あべ
あべ
私の実例(1,825万円)はローコスト寄りの工務店での事例です。同じ仕様・同じ工務店で今建てると、資材費・人件費の高騰で300〜500万円は上がると考えておくのが現実的です。だからこそ「今の相場で自分の条件ならいくらか」を先に把握しておくことが重要です

あなたの希望条件を工務店に依頼したら、実際いくらになるかを先に見ておくと判断しやすくなります。

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【完全公開】工務店で建てた35坪・注文住宅の総費用内訳

工務店で建てた我が家の総費用の詳細を解説します。

我が家は補助金を160万円受け取り、実質総額約1,825万円で家を建てました。

ちなみに1,000万円台のお家のことをローコスト住宅と言います。

総費用の構成:3つの費目を理解することが最初のステップ

一般的にマイホームの総額は以下の3つから成り立ちます。

注文住宅の総費用の構成

  • ① 建物本体工事費:家そのものの建築費
  • ② 付帯工事費:給排水・仮設・カーテン・照明など
  • ③ 建築諸手続き費:確認申請・設計料・地盤調査・長期優良住宅認定など

我が家は土地があったため、この3つの合計が「建物総額」になります。これに後述する「諸費用」を足したものが全体の総額です。

参考:35坪マイホームのスペック

  • 1階床面積:55.89平米
  • 2階床面積:57.96平米
  • 延べ床面積:113.85平米(34.44坪)
  • 工事面積:115.92平米(35.07坪)
  • 仕様:耐震等級3・準耐火構造・長期優良住宅

① 建物本体工事費(税込み)

建物本体工事(税込み)16,053,272円

家そのものの価格です。工務店だったのでクローゼットや造り付けの棚など、かなりサービスしてもらいました。

② 付帯工事費(税抜き)

屋外給排水工事480,000円
雨水排水接続工事240,000円
仮設トイレ設置費38,000円
仮設・幹線引き込み工事166,000円
共通仮設工事168,000円
管理諸経費341,550円
残土処分費200,000円
仮囲い(接道)30,000円
仮囲い(隣地)60,000円
安全管理費50,000円
高基礎盛土工事301,160円
カーテン工事281,000円
主照明120,000円
付帯工事合計(税抜き)2,475,710円

我が家は高基礎にして土盛りをしたため、高基礎盛土工事が発生しています。土地の状況によってこの費目は大きく変わります。

③ 建築諸手続き費(税抜き)

確認申請手続費158,000円
設計料130,000円
工事監理料168,000円
建物完了検査費44,000円
中間検査特定工程費用44,000円
地盤調査料96,000円
基本設計料100,000円
フラット35申請図書作成費48,000円
長期優良住宅認定費197,000円
建築諸手続き費合計(税抜き)985,000円

長期優良住宅の認定費(197,000円)は決して安くありませんが、これにより補助金160万円を受け取れ、フラット35Sの金利優遇も適用されました。費用対効果は十分あったと感じています。設計も一級建築士が一から担当してくれたので納得の金額です。

付帯工事+建築諸手続費の合計(消費税10%込み):3,797,781円

【まとめ】35坪・工務店の建物総額

建物総額(税込):19,851,053円
補助金:-1,600,000円

実質負担の建物総額:18,251,053円(約1,825万円)

あべ
あべ
あくまで数年前の事例です。建材費・人件費の高騰により、今同じ仕様で建てると300〜500万円は上がる可能性があります。「今の相場であなたの条件なら総額いくらか」を実際に確認することが大切です

私のケースでは約1,825万円。では、あなたなら?

我が家のケースでは延床約35坪で実質1,825万円でした。

ただし、これはあくまで私の「過去の条件」での話です。

もしあなたが

  • 土地から探す
  • 外構に力を入れたい
  • 断熱性をさらに追求したい
  • 水回りや家事動線にこだわりたい

このどれかに当てはまるなら、物価高も相まって総額はさらに上がるでしょう。同じ坪単価でもこの数年で300万円以上ズレることは珍しくありません。

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注文住宅の諸費用はいくらかかる?費目別に実額を公開

1,825万円はあくまで「建物の総額」です。

家を建てるには、これとは別に「家以外にかかる諸費用」が必要です。

我が家の諸費用の総額は296万円でした。

建物1,825万円+諸費用296万円=合計約2,121万円が、土地なしで家を建てるためにかかった実質的な総額です。

あべ
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土地は親から借りたので土地費用は含まれていません。土地から購入する場合はこれに土地代が加わります

諸費用の内訳(実額)

  • 水道費用:68万円
  • 解体費用:86万円
  • 測量費用:56万円
  • 銀行費用:45万円
  • 登記費用:23万円
  • 火災保険・地震保険:18万円
  • 合計:296万円

注意点が2つあります。

  • 親の土地に建てたため「土地購入」の諸費用はかかっていない
  • 地盤良好だったため「地盤改良費用」はかかっていない(見積もりでは65万円を予算取りしていました)

一方で「解体費用」「測量費用」はかからない人も多いはずです。

諸費用の目安

一般的には諸費用は建物+土地の10〜12%が目安です。全国平均の建設費3,932万円(2024年度)を参考にすれば、393〜472万円が諸費用の目安になります。頭金として、これらを現金で払えるくらいの自己資金を用意しておくと安心です。

あべ
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マイホーム計画は「引越したい日」から逆算してスケジュールを立てることが大切です。以下の記事では計画の進め方と所要期間を詳しく解説しています

さらに詳しく

水道工事にかかった費用:68万円

親の土地に建てたため土地代はかかりませんでしたが、水道工事は必須でした。

水道には加入権が必要で、仮に土地に水道が引き込まれていても管径が13ミリと細い場合は20ミリへの入れ替え費用が発生します。

私の住む地域の実例です。

  • 13ミリの水道管加入権:10万円
  • 20ミリの水道管加入権:18万円

2階建ての場合は20ミリが基本です。祖父から加入権を譲り受けたため差額の8万円のみ負担しました。

水道費用まとめ(実例)

水道加入権差額:8万円
水道引き込み工事:40万円
下水道引き込み工事:20万円
合計:68万円

※下水道引き込みは事情があり費用負担しましたが、自治体によっては公費で無料になるケースもあります。

解体工事にかかった費用:86万円

土地に古家があったため解体費用が発生しました。解体費用は建物面積・構造・地域によって変わります。複数社の見積もり比較が費用を抑えるポイントです。

解体後には滅失登記が必要で、3〜5万円かかります。自分で手続きすれば節約できます。

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地盤改良工事:不要(65万円の予算取りが必要なケースも)

我が家は地盤良好で改良工事不要でした。ただし見積もり段階では65万円を予算取りしていました。工法や土地の状況によって費用は増減しますので、依頼する工務店に早めに確認しましょう。

測量にかかった費用:56万円

土地の境界が不明確だったり、土地を分筆してから建築する場合は測量・分筆登記費用がかかります。我が家の場合は56万円でした。

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銀行(住宅ローン)にかかった費用:45万円

フラット35(楽天銀行)を利用しました。事務手数料・つなぎローン金利等で総額45万円かかりました。

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登記にかかった費用:23万円

司法書士に全て依頼した場合の目安はこちらです。

  1. 所有権保存登記:4万〜10万円
  2. 抵当権設定登記:10万〜13万円
  3. 建物表題登記:7万〜13万円

我が家の登記費用(実例)

  1. 楽天銀行指定の司法書士による抵当権設定登記:13万円
  2. 表題登記:6万円
  3. 所有権保存登記:4万円

所有権保存登記・建物表題登記は近所の司法書士に依頼したことで費用を抑えられました。

火災保険・地震保険にかかった費用:18万円

火災保険は構造によって金額が大きく変わります。

保険料に影響する2つの構造

  1. 準耐火構造か否か
  2. 耐震等級があるか否か

我が家は準耐火構造・耐震等級3のため保険料を大幅に抑えられました。10年一括払いで18万円です。耐震等級なし・準耐火なしの場合は10万円近く変動します。

さらに詳しく

1,825万円で実現した35坪の間取り

この金額でどんな家が建つのか、実際の間取りを紹介します。

1階の間取り図

35坪工務店の1階間取り図

2階の間取り図

35坪工務店の2階間取り図

あべ
あべ
間取りは自分で自作し、一級建築士の担当者と打ち合わせを重ねて完成させました

間取りを考える・作る方は以下の記事も参考にしてください。

35坪2,000万で実現した間取りをさらに詳しく

坪単価のからくりと総額を抑える3つの鉄則

坪単価のからくり

我が家の坪単価を計算するとこうなります。

18,251,053円 ÷ 113.85平米 = 1平米あたり160,307円
1坪(3.30平米)換算で 約52.9万円/坪

ただしこの数字をハウスメーカー間で単純比較してはいけません。

坪単価は業界統一のルールがないため、会社によって計算方法が異なるからです。

坪単価の2つのからくり

  • 分母の違い:「延べ床面積」ではなく「工事面積(施工面積)」で計算して安く見せているケースがある
  • 含める費用の違い:付帯工事や諸費用の一部を除いて計算しているケースがある
あべ
あべ
必ず「総額でいくらかかるか」を確認しましょう。坪単価だけで比較すると数百万円単位でズレることがあります

総額を抑えるための3つの鉄則

① 形状の「シンプル化」で建築コストを根本から削る

家の形を複雑にすると、基礎・屋根・外壁の資材と施工手間が大幅に増え坪単価が跳ね上がります。凹凸のない「総二階」を基本とし、屋根は切妻や片流れなどシンプルな形状を選ぶほどコストを抑えられます。

② 間取りで「無駄な面積」と「配管コスト」をなくす

廊下・ホールを最小限にして居住スペースの割合を最大化する間取りを考えましょう。またキッチン・浴室などの水回りを上下階で集中配置することで、高額な給排水配管工事費を抑えられます。

③ 断熱性能はZEH基準を最低ラインに最適解を見極める

断熱性能(UA値)はZEH基準(断熱等級5)を最低ラインとして、予算と求める快適性のバランスでG2(等級6)への引き上げを検討するのが賢い選択です。高性能になるほど費用は数百万円単位で上がります。

地域区分1・234567
代表都市札幌青森市・盛岡市秋田市・山形市・長野市仙台市・宇都宮・福島市・新潟市東京都23区・さいたま市・大阪市・名古屋市和歌山市・下関市・高知市・長崎市
断熱等級7(G3相当)0.20以下0.20以下0.23以下0.23以下0.26以下0.26以下
断熱等級6(G2相当)0.28以下0.28以下0.34以下0.34以下0.46以下0.46以下
HEAT20(G1)0.34以下0.38以下0.46以下0.48以下0.56以下0.56以下
断熱等級5(ZEH基準)0.40以下0.50以下0.60以下0.60以下0.60以下0.60以下
断熱等級4(平成28年基準)0.46以下0.56以下0.75以下0.87以下0.87以下0.87以下

一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会経済産業省ZEHの定義から引用・再編

あなたのお住まいの地域区分は国土交通省:地域区分新旧表で確認できます。

参考:UA値とは

外皮平均熱貫流率(UA値)は、住宅内部から床・外壁・屋根などを通じて外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。値が小さいほど熱が逃げにくく省エネ性能が高いことを示します。

ホームズ君よくわかる省エネより引用

結論:総額は「平均」ではなく「あなたの計画書」で決まる

注文住宅の総額は平均値では判断できません。

  • 土地の状況(地盤改良が必要か・水道工事はいくらか)
  • 選ぶ工務店・ハウスメーカーのグレード
  • 家族に必要な間取りと広さ
  • 求める断熱性能・耐震レベル

これらが複雑に絡み合って最終的な総額が決まります。ネット上の誰かの見積もりをいくら眺めても、「あなたの場合の正解」は見えてきません。

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あべ
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・和室(あり/なし)
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【希望する間取り条件】
・〇LDK
・階建て(平屋/2階建て)
・延床面積(約〇坪)
・玄関の向き(東/西/南/北)
・リビングの向き(東/西/南/北)
・主寝室(〇帖)
・子ども部屋(〇部屋)
・和室(あり/なし)
・書斎・ワークスペース(あり/なし)
・収納量(多め/普通/最低限)
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【知りたいこと】
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(建物本体価格、付帯工事費、仕様、面積など)

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あべ
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あべ
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