赤ちゃんのミルク、「水は何を使えばいいの?」
ミネラルウォーター使っても大丈夫なのかな?
ミネラルウォーターをミルクの湯冷ましに使ってもいいの?
子育て中、こんな疑問ありますよね。
この記事では粉ミルクメーカーの案内をもとに、ミルクの水の選択肢を比較しました。
結論から言うと
結論:ミルクの水の選び方
- 水道水OK。一度沸騰させたお湯(70℃以上)で粉ミルクを溶かす
- ミネラルウォーターも使える。ただし「軟水」を選び、基本は一度沸騰させてから使う
これが原則です。
どちらも「70度以上でお湯を沸かす」という手間は必須です。
我が家も体験したから分かるのですが、赤ちゃんが泣いている時にミルクを急いで作るのは結構大変ですよね。
我が家は私がミルク準備担当だったので妻があやしている間にってことができましたが、ワンオペママはもっと大変なはずです。
そこでミネラルウォーターを沸かすことを検討するなら、ウォータサーバーの導入もありかも知れません。
そこで、この記事では
- ミルクに使うお水の原則
- ミネラルウォーターとウォーターサーバーの経済性の比較
までまとめました。
月齢別の水の使用量と、費用の比較表も作りましたので、赤ちゃんのミルクの水の疑問、一挙に解決してくださいね。
赤ちゃんのミルクの水、みんなはどうしてる?選択肢は3つ
選択肢は3つあります。
どれが正解というわけではなく、「手間」と「費用」のどちらを優先するかで選ぶ家庭が多いようです。
| 水道水 | ミネラルウォーター | ウォーターサーバー | |
| メリット | いつでも使える・ほぼ無料。粉ミルクは水道水で溶かす前提で作られている | 買ってくればすぐ使える。軟水を選べる | 温水がすぐ出る。買い出し不要 |
| デメリット | 沸騰させて冷ます手間がかかる | 基本は沸騰が必要。重い・ごみが出る・費用がかかる | 水代がかかる。ボトル交換や契約縛りがある |

続いて、ミルクに使うお水の基本ルールを見ていきましょう。
ミルクに使うお水どうする?|基本ルールは3つ
どの水を選ぶ場合でも、次の3つは共通です。
- 水道水OK!ミネラルウォーターは硬度が低い水(軟水)を使う
- 70度以上に沸かした水を使う
- 湯冷ましは「沸騰した水を冷ましたもの」が原則
水道水OK!ミネラルウォーターは硬度が低い水(軟水)を使う
水道水の使用
粉ミルクメーカーは水道水を前提に設計しているため水道水の使用はOKです。
たとえば明治は、
- 「国内の水道水で溶いたときに母乳に近くなるように作られている」
と案内しています。
水道水が問題なく使えるなら水道水の利用OKです。
硬度の目安
硬度100mg/L以下(広くみても120mg/L未満)
一部エリアでは水道水でも硬水の場合も
サンゴ礁(石灰質)の地質、硬い岩盤を通る地下水を利用している一部のエリア等は水道水の硬度が高い場合も。
例)沖縄、鹿児島、長野、山形等の一部エリア

ミネラルウォーターの使用
使える水の条件|硬度が目安
ミネラルウォーターで気をつけたいのが硬度です。
粉ミルクのメーカー(明治)は、水道水が使えない場合はミネラルの少ない市販水を選ぶよう案内し、硬度の目安を120mg/L以下(できれば60mg/L以下)としています。
赤ちゃんは消化器官や腎臓が未発達です。
ミネラルが多い水だと負担になる可能性があり、粉ミルクの栄養設計から外れることもあります。
国産の軟水のミネラルウォーターなら、この目安に収まるものが多くあります。
商品の硬度表示を、購入前に確認しましょう。
避けたい水|海外産の硬水など
海外産のミネラルウォーターには、硬度が300mg/Lを超えるような硬水もあります。
カルシウムやマグネシウムが多く、赤ちゃんのミルクには向きません。
「ミネラルが多い=体によさそう」と選ばないよう注意してくださいね。
ミネラルウォーターの落とし穴|量と手間
ミネラルウォーターは手軽ですが、毎日のミルクで使う量は意外と多く、買い出しと費用の負担が続きます。
70度以上に沸かした水を使う
粉ミルクには、サカザキ菌などの菌が含まれている可能性があります。
70℃以上のお湯を使うことで、そのリスクを下げられます。
赤ちゃんは大人と比べて体重あたりの水分摂取量が非常に多く、未熟な身体のため微量な成分の影響を受けやすい特徴があります。
水道水を使う場合は「塩素と水中の有機物が反応してできるもトリハロメタン」もできるだけ飛ばしたほうがいいでしょう。
電気ポッド・電気ケトルなら、カルキ飛ばし機能を使ったり、やかんや鍋で5〜10分ほどしっかり沸騰させるのがおすすめです。
ただし時間がかかるので、ミネラルウォーター・浄水器を通したお水を70度以上に沸かしたり、ウォーターサーバーのお湯をミルクに使うと時短になります。
湯冷ましは「沸騰した水を冷ましたもの」が原則
例えば70度以上のお湯で調乳したミルクを「ミネラルウォーター」を混ぜて冷ますのはあり?
こんな疑問ありますよね。
明治の案内では、ミネラルウォーターを使う場合も一度沸騰させてから使うよう勧めています。
ただし、赤ちゃん向けのお水の中には、殺菌済みで「沸騰不要」とうたう商品もあります。
いわゆる「ピュアウォーター(純水)」を使った商品。
この場合は、商品の使用用途に従えば良いでしょう。
ただし、ウォーターサーバーでピュアウォーター(純水)を展開している
- クリクラ
- アクアクララ
のユーザーがウォーターサーバーで調乳したミルクを、同じくウォーターサーバーのお水(純水)を入れて冷ます(ミルクの温度調整に使う)方法が紹介されています。
理論的には純水は99.9%不純物が無いお水なので安全性は高いと思われます。
ですが、ウォーターサーバーの衛生環境(コック回り)は個人の衛生管理に大きく影響されますので注意が必要です。

ミルクに使う水の量は?月齢別の目安
完全ミルクの場合どのくらいの水を使っているのでしょうか。
ミルクを作る水の量の目安をまとめてみました。
| 時期 | 1回の量 | 1日の回数 | 1日の量 | 1か月(30日)の水の量 |
| 生後2週間ごろ | 80〜120ml | 7〜8回 | 約560〜640ml | 約17〜19L |
| 生後1〜2か月 | 120〜160ml | 6〜7回 | 約720〜1,120ml | 約22〜34L |
| 生後3か月ごろ | 160〜200ml | 5〜6回 | 約900〜1,100ml | 約27〜33L |
※量には個人差があります。混合の場合は、ミルクの量はこれより少なくなります。湯冷ましや哺乳瓶の洗浄・消毒に使う水は含みません。
つまり、完全ミルクの場合、ミルク用の水だけで月20〜30L前後が目安です。
2Lのミネラルウォーターに換算すると、月に約9〜17本です。
1か月で約20〜30kgの水を買って運ぶことになります。
この「月24L前後」は、ウォーターサーバーの12Lボトル2本分とほぼ同じ量です。
ウォーターサーバーを使う人もいる|ミルク作りが楽になる理由
ミルク作りで、ウォーターサーバーを使う家庭もあります。
理由は主に3つです。
- 70℃以上のお湯がすぐ出る:温水は一般に80〜90℃。沸かす手間がかからないから
- ミルクに適した水質:99.9%以上の純水や、不純物を取り除いた天然水(かつ軟水)であるから
- 買い出し不要:水が自宅に届くから
当サイトで取材した、ウォーターサーバー利用者の声を紹介すると・・・
Nさん(クリクラ・4人家族)
お湯の方はミルク作りに毎日使っていて赤ちゃんを待たせることなく作ることができるのでとても便利です。
Nさん(フレシャスSlat・5人家族)
もともと、ウォーターサーバーの導入を検討したきっかけが、第3子の出産を控え、手軽に調乳したいというものでした。
Nさん(フレシャスSlat・5人家族)
フレシャスのSlatは、エコモードを利用するとお湯の温度を70度前後にすることが可能です。不慣れなパパや、応援に来てもらった祖母でも簡単にミルクを作ることができるので、とても重宝しました。
ミルク作りを家族で分担するときも、ボタン操作で済むのは助かりそうですね。
ミネラルウォーターとウォーターサーバーを比較|使用量・費用・手間
ミネラルウォーターを買って沸かす場合と、ウォーターサーバーを使う場合の費用や手間について比較してみました。
※ミルク用の水として、月24Lを使う場合
| ミネラルウォーター(国産軟水) | ウォーターサーバー(宅配水) | ウォーターサーバー(浄水型) | |
| 月24Lの本数 | 2Lボトル12本(約24kgを購入・運搬) | 12Lボトル2本(自宅へ配送) | ボトルなし(水道水を補充) |
| 月の費用(24L・税込) | 約1,500〜3,700円(1Lあたり約62〜154円で計算) | 約3,200〜3,800円(パパママ割引込み・電気代別) | 2,380〜2,750円(電気代別) |
| 70℃以上のお湯 | 電気ケトルなどで沸かす | 温水80〜90℃がすぐ出る | 温水がすぐ出る |
| 調乳までの手間 | 沸かす→待つ | ボタン操作で準備 | ボタン操作で準備 |
| 水の硬度 | 商品で選ぶ(120mg/L以下、できれば60mg/L以下) | 軟水が中心(商品・採水地で確認) | 地域の水道水による |
| ごみ・保管 | 空きボトルのごみ・ストック場所が必要 | ボトルの回収または使い捨て | なし |
| 気をつける点 | 海外産の硬水は避ける | ボトル交換が重い・契約縛りがある | 契約縛りが長め(3〜5年) |
※ミネラルウォーターの単価は、箱買いの国産軟水から赤ちゃん用の水(ピュアウォーター)まで、商品によって幅があります(1Lあたり約62〜154円で計算した目安です)。
宅配水は、ピュアウォーターのクリクラや、天然水のアクアセレクト〜うるのん(各社子育て応援割あり)などの料金です。
水代だけなら、ミネラルウォーターのほうが安い
正直に言うと、安いミネラルウォーターとウォーターサーバーのお水代を比べると、ミネラルウォーターのほうが安いです。
24Lで、月1,700円前後の差が出ます。
ただし、赤ちゃん用の水など1Lあたりの単価が高い商品を選ぶ場合は、同等の価格帯になることもあります。
費用対効果で選ぶ
費用の差に見合うメリットがあるかどうかが、判断のポイントです。
ミネラルウォーターを購入する場合とウォーターサーバーを導入する場合を比べるとこんな違いがあります。
違い
- 沸かす手間がない:ミネラルウォーターは沸かす必要があるが、ウォーターサーバーはすぐお湯がでる
- 買い出しと運搬がいらない:月24kgほどの水を運ぶ負担がなくなる
- 家族みんなで分担しやすい:パパや祖父母も、ボタン操作で作れる
- ミルク以外にも使える:家族の飲み水、料理、離乳食、白湯にも使える。
実際フレシャスを使ったNさんの口コミも
Nさん
末子が赤ちゃんの頃も調乳にとても役立ち、温度調節が簡単なおかげで誰でもミルクを作ることができました。
離乳食をお湯で溶かすときや、熱い食べ物を少し冷ましたりするときなど、子どもが成長した今でも子育てに役立つ場面はまだまだあります。
うるのんを使っているHさんも
Hさん
とにかく子どもが水を飲みたい時にすぐ飲めるというのが良かったです。そして好んで水を飲むようになっているため、ジュースをあまり好まない子になりました。甘い物ばかりでなく素材そのものの味を分かってもらえるのでよかったなと思います。
クリクラを使っているNさんも
Nさん
ミルク作りに毎日使っていて赤ちゃんを待たせることなく作ることができるのでとても便利です
ウォーターサーバーを導入することでミルク作りが楽になったり、子供が水を好んで飲むようになり、ジュースへの依存が減ったという声もありました。
子育て期間は安く利用できるメリットもありますし、「沸かして冷ます」大変さを感じている方は、時間と手間を買うつもりで、ウォーターサーバーを検討してみるのもありかもですね。
ミルク用にウォーターサーバーを選ぶときの条件
選ぶときのチェックポイントは、次の3つです。
ポイント
- 硬度:120mg/L以下、できれば60mg/L以下の軟水
- 温度:70℃以上のお湯が出る
- チャイルドロック:温水の誤操作を防げる
子育て割り・特典がある4社を、ミルク作りの観点で比べました。

| サービス | 水 | 硬度の目安 | 温水 | 子育て向けプラン | ボトル |
| クリクラ | RO水+ミネラル | 約30mg/L(軟水) | 約80〜90℃ | 子育て応援割:毎月460円OFF ⇒実質¥3240円(24L) | 12L・上部設置(5.8Lも選べる) |
| フレシャス | 天然水 | フレシャス富士:22mg/L(軟水) フレシャス木曽:20mg/L(軟水) フレシャス朝霧高原:83mg/L(軟水) ※ミルクには富士・木曽がおすすめ | 80〜85℃(slatはエコモードで約70℃前後) | ママパパ限定特典あり ⇒¥4244(2箱・18.6L) ※前月に3箱以上注文(27.9L) ⇒¥3254(990円割引) | 9.3L・足元設置 |
| うるのん | 天然水 | 29mg/L(軟水) | 80〜90℃ | 子育てプラン ⇒24L 3,420円(Grande限定) | 12L・上部設置 |
| プレミアムウォーター | 天然水(非加熱) | 採水地はエリアにより自動選定 富士吉田:25mg/L(軟水) 岐阜北方:59mg/L(軟水) 南阿蘇:36mg/L(軟水) | 約80〜87℃ | PREMIUM WATER MOM CLUB ⇒25L 3,856円(famfit2限定) | 12Lなど・上部設置 |
※硬度・温度・料金は各社公式サイト等の情報(2026年10月現在)です。
申し込み前に、公式サイトで最新の仕様をご確認ください。採水地が選べる場合は、硬度の低い採水地を選ぶと安心です。
子育てプランの料金や対象、違約金などの詳しく情報は以下の記事にまとめています。
ウォーターサーバーの子育てプランを詳しく比較
600の産院に設置|クリクラ
2025年12月現在600の産院で使われているクリクラ。
※22025年12月Anetis運営事務局調べ
クリクラの特徴はRO水(純水)です。
純水とはRO膜(逆浸透膜)でろ過したお水のことでクリクラでは「お水の純度が99.9%以上」と公表しています。
不純物をナノレベルで徹底的に除去しているため赤ちゃんにも安心して使えるお水です。
ウォーターサーバーのお水の種類をさらに詳しく

上部がお水が入っているペットボトル。
配達時はビニールの封がされいるので、それをはがして、サーバーに乗せるだけ。
清潔な状態で設置できますね。
赤いコックをひねるとすぐにお湯がでるのですぐにミルクが作れます。

ボトル交換が心配な方は、足元交換のフレシャスや、小容量ボトル、ボトルがいらない浄水型も検討しましょう。
交換が楽なウォーターサーバーを探す
各社の口コミ・使い心地は、以下の記事にまとめています。
赤ちゃんのミルクの水に関するよくある質問
Q. ミネラルウォーターは、沸騰させないとだめですか?
粉ミルクメーカーの案内では、水道水が使えない場合の市販水(ミネラルウォーター)も、一度沸騰させてから使うよう勧めています。
赤ちゃん用の水などは、商品によって案内が異なります。
どの水でも、粉ミルクを溶かすお湯は70℃以上が必要なので、加熱は欠かせません。
商品の案内とミルクメーカーの案内に従ってください。
Q. 水道水のまま使って大丈夫ですか?
水道水は、一度沸騰させたお湯を使うのが基本です。
粉ミルクは水道水で溶かすことを前提に作られているため、水道水が問題なく使える環境なら、水道水を使えます。
Q. 海外産のミネラルウォーターは使えますか?
海外産には、硬度が高い硬水が多くあります。
ミネラルが多いと赤ちゃんの消化器官や腎臓に負担がかかる可能性があるため、おすすめできません。
使う場合も、硬度の目安(120mg/L以下、できれば60mg/L以下)を満たすか確認してください。
Q. ウォーターサーバーの冷水でミルクを薄めてもいいですか?
冷水を直接加えて温度を下げる方法は、推奨されていません。
粉ミルクに含まれる可能性のあるサカザキ菌への対策として、70℃以上のお湯で溶かしたあと、哺乳瓶ごと流水などで冷ますのが基本です。
Q. 離乳食にも、同じ水を使えますか?
離乳食は水分が多いため、水選びも大切です。
水道水でも問題ありませんが、なるべく体に優しい軟水を使うとよいとされています。
フレシャスの利用者は、離乳食をお湯で溶かすときにも、サーバーのお湯が役立ったと話しています。
まとめ|ミルクの水は水道水OK&ミネラルウォーターは軟水なら可・手間を減らすなら、サーバーもあり
- 水道水:基本の選択肢。一度沸騰させ、70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かす。
- ミネラルウォーター:軟水(硬度120mg/L以下、できれば60mg/L以下)を選び、基本は一度沸騰させてから使う。水代はサーバーより安いが、買い出しと運搬の負担がある。
- ウォーターサーバー:水代はやや高いが、70℃以上のお湯がすぐ出て、買い出しが不要。「ミルク作りの手間」を減らしたい家庭に向く。
「沸かして冷ます」ことに大変さを感じている方は、費用と手間を天秤にかけて、ウォーターサーバーも検討してみても良いかも知れませんね。

