こんにちはアベです。
こんな疑問にお答えするために実際に注文住宅を建てた方にクラウドワークスを利用しアンケートを実施しました。
対象は100名です。
まずは注文住宅で一番後悔したことを以下の分類から選んでもらいました。
アンケートの概要
- お金について一番後悔している
- ハウスメーカー&工務店選びについて一番後悔している
- 土地選びについて一番後悔している
- 住宅仕様(例:屋根材・床材・キッチンetc)について一番後悔している
- 住宅性能(断熱性・気密性・耐震性など)について一番後悔している
- 間取りについて一番後悔している
- その他
結論からいうと「間取りについて後悔している人が一番多い」という結果でした。
「具体的にどのような点に後悔したのか」「後悔をさけるためにどうすべきだったと考えているのか」も併せてヒアリングしたので最後まで読んでみてくださいね。
マイホーム後悔ランキング
まずは集計結果をご紹介しましょう。
マイホーム後悔ランキング
- 1位 39人 間取りに後悔している
- 2位 17人 お金に後悔している
- 3位 14人 住宅仕様(床材や窓、食洗機、外壁など)に後悔している
- 4位 11人 ハウスメーカー&工務店選びに後悔している
- 5位 8人 その他(外構・コンセント)に後悔している
- 6位 7人 土地選びについて後悔している
- 7位 4人 住宅性能に後悔している
一番多いのが間取り、次いでお金について後悔した方が多かったです。
具体的に見ていきましょう。
間取りについて後悔している理由【後悔を避けるポイントあり】
間取りについて後悔した方の意見を集約すると以下のいづれかに該当することが分かりました。
間取りのどんな点に後悔しているか
- 冷暖房効率
- 間取りの柔軟性
- 広さのミスマッチ
- 収納
- 住環境と間取りの不適合
- 部屋割り
- 匂い・採光
- 水回り
- 図面と現実のギャップ
※重複した意見はまとめるなど一部編成しています。
リビング階段や吹き抜け・エアコン位置に後悔(冷暖房効率が悪すぎ)
冷暖房の効率が悪い間取りを後悔している方は非常に多いです。
共通するのは「リビング階段・吹き抜け・エアコン位置」です。
リビング階段は階段を沿って「暖気・冷気」が伝うので専門家に「コールドドラフト対策」をしっかりと相談してください。
吹き抜けも同様で窓が一番熱が逃げる場所ですから「自動開閉のブラインド」を検討したり「床暖房」の採用も検討すると良いでしょう。
冷暖房効率の悪い間取りに後悔している方の声
- 子供が学校から帰宅した際に顔を見てから2階に上がれるようにとリビング内階段にしました。冬場エアコンをつけても階段から暖かい空気がどんどん2階に逃げてしまいなかなか部屋が暖まらずとても寒く感じています。ロールカーテンで仕切るようにしていますがやはり防ぎきれません。
- 一階の居間と二階の踊り場が繋がっていて冷暖房の効率が悪く節約になりません。
- 冷暖房の位置取りを失敗して冷えすぎてしまう部屋とまったく冷房が効いてない部屋とがはっきり分かれてしまいました。
- リビングを吹き抜けにしました。モデルハウスみたいな解放感がある一方で吹き抜け窓から熱が逃げるため室温設定が大変です。夏は暑いし冬は寒くなり気温の快適さを求めると光熱費がかかってしまい後悔しています。
将来を見据えた間取りにすればよかった
子供に恵まれたあとのこと、または子供達が巣立った後のこと、夫婦が高齢になった時のことを考慮せず間取りを作ったため後悔している方が多いです。
今だけではなく「将来」を視野に入れて間取り作りが大事です。
また子供は巣立っていくという前提で夫婦が住みやすいことを考慮して間取りを検討することも大事でしょう。
将来を見越した間取りにしなかったことを後悔している方の声
- 狭苦しい感じの家になってしまった。子供達も生まれて成長とともにもっとせまくなりそう。子供の成長に合わせて間取りの使い方を変更できるものにすればよかった。
- 目先のことばかりで老後のことは全く考えていませんでした。子供が生活しやすいような間取りにしたのですが家を出て行ったら夫婦だけの家になるのに老後生活しずらそう。
- 物が予想以上に増えるので収納も広く取ればよかったです。廊下を設けなかったので客人がトイレなどに気を遣うことも後悔しています。
- 2階お風呂を後悔しています。将来介護が必要になった時や孫が生まれた時にお風呂のたびに2階に上がるのは大変だと思ったからです。
狭すぎた・広すぎたなど空間への後悔
住んでみて実感するのがマイホームの広さです。
生活してみて無駄に広すぎたまたは狭すぎたという後悔の声が多いかったです。
和室が本当に必要か、置き畳で代替できないかなど考慮する必要があります。
また土地の大きさにはそれぞれ制約がありますので駐車場とのバランスをあらかじめ想定したり、物理的に玄関が狭くなるなら「掃き出し窓・テラス窓」などで代替することも視野にいれると後悔を避けやすいでしょう。
狭すぎた・広すぎたと後悔している方の声
- 2階に8畳ぐらいの大きさでベランダを作ったが利用シーンがほとんどなく無駄なスペースになってしまった。
- LDKを広く設計したため玄関が狭くなり大きな荷物や大量の荷物を運ぶのに苦労しています。
- キッチンを2人がすれ違う通路幅に抑えリビングをもっと広くすれば良かったです。
- LDKが狭いことに後悔しています。予算上の問題で広く出来なかったこともありますが最低でもパントリー含めず20帖は欲しいと思いました。
- 単純に大きく作りすぎ固定資産税・お掃除が負担です。
- 土地自体がせまいのですが駐車場が狭すなりすぎて車種を限定するほどになってしまいました。
お家の大きさはなかなかイメージできないものですよね。
我が家の内覧会では玄関やLDKの広さが具体的に何メートルあるのか写真に表記して紹介しています。
イメージしにくい広さが分かりやすいはずですので間取り作成時に参考にしてくださいね。
さらに詳しく
35坪の家は狭いのか?広いのか?実感できるWEB内覧会【まとめ】
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収納に関して後悔した
収納で後悔することを避けるためには「今あるものをリスト化する」「使う場所の近くに収納する」ことです。
普段の何気ない習慣や生活動線をよく振り返りどこに収納スペースがあると便利か想像しましょう。
収納に後悔した方の声
- 各階にたくさん収納をつけましたが実際置くものをきちんとイメージ出来ておらず入らない物がありました。
- 玄関付近にカバンやコート類を置くスペースを確保しておらずリビングの隅が物置きのようにになってしまいました。
我が家は入念に収納を計画したのでものが溢れることはありませんでした。
収納に役立つアイデアも紹介していますので参考にしてください。
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新築の収納はどれくらい必要?【35坪・3人家族の実例】
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周囲の環境を視野にいれた間取りにすればよかった
間取り自体には満足しているものの周囲の環境を想像しなかったがために後悔したという方もいました。
自宅の間取りだけでなく「隣近所から中が丸見えにならないか」「隣接する住宅の窓」「エコ給湯」「換気扇の位置」など周囲の環境にも気を回した方が良いです。
周辺環境を視野にいれた間取りにすればよかったと後悔した方の声
- 近隣を意識することを怠りました。景色を楽しむためにリビング南側大きな窓3枚にしましたが、隣からの視線が気になって、そのうちの一枚は常にカーテンが降りた状態です。もっと周囲からの視線を意識して間取りを考えればよかったです。
- 家族構成や家事動線などしっかりと計算に入れたはずでしたが、窓の正面に隣の家の換気扇がきてしまい、においが入ってきます。
- 新築分譲地の土地購入のため、他の家ができていない状態で間取りを決める事になったのですが、掃き出し窓を開けると隣家の窓と重なる場所がありました。カーテンを閉めていればいいのですが、たまにこんにちはになる時は気まずいです。
部屋割りに後悔している
部屋割りが不便だったと後悔している方も多かったです。
部屋割りに後悔した方の声
- 子ども部屋を扉で1部屋から2部屋にできる作りにしたのですが扉だとすぐに開閉できるため体調不良時の隔離部屋として使いづらかった。
- 2階に3部屋設けましたが結局子どもが一人しかいないので一部屋余っています。別の使い方ができる間取りにすればよかったです。
- 部屋の数が足りなかったのが一番の失敗です。子供が独立したら子供部屋をお父さんの部屋にしようと考えていましたが、仕事がリモートとなってしまい作業場所を確保するのに苦労しています。
- リビングとダイニングを続き間にせずキッチンダイニングに扉を付け独立させました。ところが食後リビングに移動することがあまりなくて客間になっています。リビングダイニングと続き間にすればよかったです。
- キッチンを親世代と共用にしたのですが別々に食事を作る機会が予想以上に多く、空いている時を見計らって料理を作るなどとても不便です。
将来の家族構成を想像し生活をシミュレーションしてみたり(子供の人数・性別・巣立った後など)シミュレーション通りにいかないこともあるので融通のきくような間取りにすることも大事ですね。
また一年に数回招く人のための部屋作りよりも家族の使い勝手・くつろげる空間を重視することも大事なポイントです。
匂いや明るさなどに後悔した
図面上では見えない、匂い、明るさに後悔した方がいました。
家で過ごす時間帯・窓の大きさや光の入り方などを担当者に相談したり「風通し・視線・匂い」などに想像を働かせることが大事です。
匂いや明るさに後悔した方の声
- トイレの位置についてもう少し考慮したらよかったなと感じております。我が家は廊下がなく回遊動線となっているのでトイレとリビングが離れておらずトイレに入っていく様子や音が気になることがあります。
- 西側に窓を作りすぎてしまい午後から西日がたくさん入りとても暑いです。
- 東と南に窓が少なく日中でもリビングの照明をつけて過ごすことが多々あります。プライバシーを守るために小さくしましたが本末転倒でした。
間取りを作成する際我が家がどんな点に配慮したのか以下の記事で図面を交えながら紹介しています。
これから間取りを作成する方は「こういう点に配慮することが大事なんだ」と参考になるはずですので併せてご覧いただければと思います。
さらに詳しく
【家事動線が決め手】35坪西玄関の間取り【こだわり全て実現しました!】
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水回りに後悔した
水回りに後悔する方の多くは水回りを分散した結果不便になったという意見です。
水回りに後悔した人の声
- 脱衣室に雑巾や靴を洗える水回りを作れば良かったと思う。外に水道はあるが冬は雪が積もるので使えず不便に感じている。
- お風呂場を2階にしたことを後悔しています。家事動線があまりよくないため水回りは1階に集めるべきでした。
水回り・家事動線を効率化すると生活が一層便利になります。
その手段として回遊動線があげられますが失敗するとただの無駄な通路になっていしまいます。
回遊動線を取り入れたとお考えなら以下記事も参考にしてくださいね。
さらに詳しく
【いらない?】回遊動線を採用するかの判断基準は2つ【よくある回遊動線の失敗例5選】
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図面上と実際のギャップに困惑し後悔した
間取り図は平面ですよね。
どうしても空間的に捉えることが難しいです。
実際に住んでみて空間の使い方や図面と実物のギャップに困惑したという声がありました。
3D化するソフトなどもあるので積極的に利用し雰囲気を十分把握することがポイントです。
また同じような間取りの写真をみせてもらったり、図面に近いお家を見学するなどし図面と現実とのすり合わせをすると良いでしょう。
図面と実際のギャップに後悔した方の声
- 平面の間取り図を中心に検討していたので家が完成すると空間の無駄遣いをしている個所があると気づきました。
- 窓の位置が図面でみた感じと実際にみた感じとでギャップがありました。(図面上では中央に見えたが、実際は窓が片側によっていた)
続いてお金について後悔している方の声を見ていきましょう。
お金について後悔している理由と後悔を避ける方法
注文住宅で「お金について後悔している」方の声を見ていきましょう。
お金について後悔している人の声
- 最初に提示された金額に諸経費等すべて盛り込まれていないことが分かりプランを変更する必要性が生じてしまった。
- 子供が生まれ月々のローン返済が大変。家計がいつもギリギリで貯金がなかなかできません。
- 建てる時は拘ってオプションを選んだが実際に住んでみると不要なものが多くここまでお金を掛ける必要がなかった。
- 理想通りのキッチンにするため色々なオプションを付け高額になってしまいました。
- 夫名義で住宅ローンを組みました。夫の年齢が上がるにつれて年収も上がるはずだと思い込んでいたのですが、ここ10年以上年収がほとんど上がらず住宅ローンの返済に苦労しています。
- トータル合わせたら4500万になりました。もう少し幅広くハウスメーカーを考慮すべきでした。
- 全体的にもう少し小ぶりの家で良かったと感じます。現在の間取りや床面積をひと回り小さくして、その分少しでも安く建てればよかったです。
- ぎりぎりのローン負担を変動金利で組んでしまいました。これからどうなるのかという不安が常にあります。
後悔している声の共通点は以下の通りです。
お金に後悔している方の共通点
- 理想を追求してオプションをつけたが月額の返済額を抑える方が大事だった
- 総額を把握していなかった
- 家計支出を正確に把握できていなかった
- 将来予想が甘かった
お金に後悔しないためには以下の点に配慮することが重要です。
お金に後悔しないためのポイント
- 情報収集をしっかり行い「経済的に無理の無いハウスメーカー」を選ぶ
- 注文住宅にかかる総費用の費目について事前に把握しておき契約前に「総額」で確認を取る
- 予想外の出費があると想定して返済計画は慎重すぎるくらいがちょうどいい
- 今現在かかる生活費だけでなく将来にかかる費用(教育費や修繕費など)を考慮に入れて返済計画を立てること
- 補助金の情報を集めること
- 理想を追求しつつも自身の「ちょうどいい」を把握し抑えられるところは抑える
- 何社からも見積もりを出してもらい比較検討する
マイホーム計画で一番大事なのは資金計画ですよね。
せっかく手に入れたお家を手放すのは悲しいです。
資金計画からハウスメーカー選びについては以下記事にまとめているので参考にしてください。
さらに詳しく
【家を建てたいと思ったら何から始める?】土地あり・なしケースで詳細解説
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ハウスメーカー&工務店選びについて後悔している理由と後悔を避ける方法
ハウスメーカー&工務店選びで後悔している方の意見は3つに集約できました。
- アフターフォローへの不満
- コスパへの後悔
- 担当者への不満
注目すべきは「大手ハウスメーカー・工務店」に限らず同じような不満を持っているという点です。
ハウスメーカー選びで後悔しないために需要なポイントは4つあります。
ハウスメーカー選びで重要なポイント
- 知名度がある会社でもアフターフォロー体制を確認(口コミも調べる)
- 零細工務店は倒産リスクもあるので注意が必要
- 営業担当者との相性は大事。提案力、信用できる人柄かしっかり見極める
- 営業担当者が変わることもあるので企業としての信頼性も見極める
- 建築条件付きの土地は実績のある会社であることも大事
実際にハウスメーカー選びに後悔した方の声
- 地元の工務店に決めましたが、融通は効きますが補償やサービスの部分で不満が多くやっぱり大手の方が安心だったかなと思いました。
- 地元では有名な工務店だったがアフターサービスが一流大手よりは悪く後悔している。担当者も退社し悲しい限り。
- 工務店がつぶれてしまいアフターフォローが何もなくなってしまいました。本当に住宅メーカー選びには後悔しています。
- 準大手の工務店にしました。仕上がりについては満足していますがローカルな工務店であればもう少し安くできたのだろうかと思いました。
- 実家を建てた工務店にお願いすることになったが、工期が守られず、また金額に見合った品質とは思えなかった。
- 大手ハウスメーカーは工務店に比べ割高とよく言われますが費用が妥当であるか素人にはわからなかったです。もっと比較検討すれば良かったです。
- 旭化成ホームズは「業界の中では値段は高いけれどその分アフターフォローもしっかりしている」と期待していましたが営業マンからのアフターフォローがしっかりありませんでした。
- はじめての家づくりなのにも関わらず提案力もなく納得のいく家づくりができませんでした。
- 営業の方が自分の自宅はこうだからといった勧め方が多く、施主が希望しても、否定的な発言が多かった。
- 気に入った土地が「建築条件付き」で建築会社を選べませんでした。設計は良かったのですが下請けに入っている業者のレベルが低くて建具関係で直ぐに不具合が起きてしまいました。
大手ハウスメーカーで後悔した人もいれば工務店で後悔した人もいます。
また大手・工務店限らず「担当者」に不満を持つ人も多い。
大事なのはお金に後悔している方も多いので費用面で無理をせず信頼できる業者・担当者を探すことです。
信頼できる担当者か否かは「約束を守る・嘘をつかない・レスポンスが早い」といった点で判断できます。
ハウスメーカーで営業経験がある方にインタビューを行ったので担当者選びに不安がある方は参考にしてください。
さらに詳しく
【ハウスメーカー】資料請求で担当者は決まる【優秀な営業マンの見分け方あり】
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土地選びについて後悔している理由と後悔を避ける方法
土地選びで後悔した方の声を見ていきましょう。
土地選びについて後悔した方の声
- 購入時はハザードマップで安全地域でした。ところがハザードマップの更新があり浸水地域になってしまいました。
- 当初南側は田んぼで非常に日当たりが良い土地でした。数年後アパートが建設されリビングにあまり日が当たらなくなってしまいました。
- 建てた場所は高台の所にあり坂道が続きます。スーパ-は近くにあったのですがしばらくして閉店しました。老後の利便性まで考慮した土地選びをすればよかったと後悔しています。
- 斜面で砂防にお金がかかりすぎてしまい上物にお金を思うようにかけられませんでした。
- 家前の道路の水はけが悪すぎて後悔しています。
- 夏場見学した時は日当たりが良いと思いましたが、南側に建っているお家が大きく外壁も暗い色のせいか、冬場は特に1階リビングが暗くて後悔しています。
土地購入後に周囲環境が変化して後悔した方が多いですね。
これらの点から後悔を避けるには大事な点が4つあります。
土地選びで後悔を避ける秘訣
- 周辺の建物の状況を良く観察する(建設時周辺が空き地であっても数年後建築される可能性がある・今あるものが無くなる可能性もある)
- 老後も視野に入れた土地選びをする(自動車の運転が出来なくなる等)
- 土地周辺の水はけや過去の被災履歴などを調べる(周囲の住民にリサーチ)
- 土地の形状に合わせ知識を蓄えたり専門家に相談する(斜面に建てるなら砂防の知識など)
土地探しはハウスメーカーと一緒に行うのがおすすめです。
希望するお家が法令制限で建てられない、素人では分からない費用負担がかかるというリスクを回避するためです。
土地を住宅ローンで購入する場合「建物の見積もり」が必須となります。
土地だけ見つけて慌ててハウスメーカー選びをするとじっくりと検討できず後悔する方が非常に多いので以下のフローチャートを参考に家づくりを進めましょう。
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土地あり・なし別【ハウスメーカー選びのフローチャート】失敗を避ける重要ポイントあり
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住宅設備について後悔している理由
床材に後悔している方の声
床材に後悔している方の声
- 床の素材は最安値の商品を選びましたが、掃除機かけただけで傷付きやすいものでした。
- 見た目だけは綺麗な床材でしたが物を落としたときに表面のコーティングがはがれてしまい中の木が見えてしまい安っぽさを感じています。
床材はイニシャルコストを削減しても修理によって経済的な負担が増す可能性があります。
傷が気になる方は「パイン材」など柔らかい素材は避け傷がつきにくい素材をプロに相談して選ぶことが大事です。
照明に後悔している方の声
照明に後悔している方の声
- 玄関と洗面所は人感センサーライトにしたのですが、ランドリールームやファミリークローゼットも人感センサーにしたらよかったと思いました。
人感センターは「両手がふさっがている時」にでも自動で点灯するのでとても便利です。
また廊下等も節電にもつながるので積極的に導入したいアイデアです。
人感センサーを導入して便利だった場所を我が家の実例を踏まえて紹介しています。
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【ウォークインクローゼットや階段の照明】人感センサーが便利だったところ
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窓に後悔している方の声
窓に後悔している方の声
- 2階の窓の仕様に後悔しています。日当たりが良いように東側一面が窓になっているのですが、夏はもろに熱を受けて部屋が熱帯夜になり、逆に冬はとても寒いです。さらに、中間に支えとなる柱が無い為、屋根の重みで窓枠が歪み、今では窓の開閉ができません。
営業担当者が経験不足だと適切な提案・アドバイスが受けられず後悔することもあります。
窓は断熱性に影響するので「冬暖かく夏涼しい快適な住まい」にするために重要なポイント。
信頼できる専門家を見つけることと、建築主側も最低限の知識を持つことが大事です。
トイレ・キッチンに後悔している方の声
トイレ・キッチンにお金をかけず後悔している方の声
- トイレに手洗い場を付けませんでした。トイレ上部の手洗いで十分だと思っていたのですが、来客のほとんどの方が洗面所に向かいます。洗面所に入られたくないので後悔の気持ちが湧きおこります。
- 金銭的な理由で食洗機をミーレに出来なかった事を後悔しています。やはり上から入れるタイプは入れにくいです。
来客があった時の行動を予測したり、毎日使うものは多少お金がかっても納得の行くものを選ぶことで後悔を避けましょう。
敷地面積に余裕が無い方はデットスペースである階段下にトイレを作るのもあり。
我が家の実例とともに紹介しています。
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【WEB内覧会・階段編】階段下トイレあり【動線&彩光に配慮しました!】
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外観・外壁・その他内装設備に後悔している方の声
- 外壁の色がシュミレーションと現物で見え方が違っておりイメージ通りに仕上がらなかった。
- テレビを壁掛けにしませんでしたが、せめて壁掛けにできるよう下地をいれておくべきでした。
- 家族の病気を機に一部、建て替えを検討したらセキスイハイムの場合は、構造上建て替えができないと言われ困りました。
- 後悔したのは柱です。きれいな柱で素敵と思っていましたが、住んでみてぶつけたりしたら、柱はきれいな特殊素材で囲まれているだけで、下は黒い柱でした。がっかりしました。また、床材も日に当たって剥げてしまう。サッシも日に当たって割れてしまいがっかりしています。
- 輸入住宅なので、水回りが壊れたり壁紙破れたりしたら同じものが手に入らないのでやり直し部分が大きくなるので大変です。
- カビ対策、除湿の目的で、クローゼット、押し入れ、パントリーに小さい換気扇をつけたら安いせいかうるさくて困っています。
- オール電化なのですが太陽光発電をつけませんでした。電気代が上がっているので、太陽光発電パネルをつければよかったと後悔しています。
外壁は太陽光で色が違って見えるためPC上のシミュレーションだけでなく外壁サンプルを現地(太陽光下)で確認することが大事です。(我が家は見せて頂きました)
一生住む家ですからリフォームが可能かどうかも視野に入れることも大事でしょう。
柱やサッシ等の素材についても確認すると後悔を避けられます。
輸入住宅を建てる際は、壁紙は多めに買って保管しておくなど消耗品は多めに確保しておいた方が良いですし、換気扇は強弱が選べるタイプのもの、静かな音のもの、手元のスイッチで自由に換気扇をon,offできるものを選ぶのが後悔を避けるポイントのようですよ。
予算もありますが住宅仕様を決める時は、将来を見据えて判断することが大事ですね。
住宅性能(断熱性・気密性・耐震性など)について後悔している理由と後悔を避ける方法
住宅性能について後悔している方の声を見ていきましょう。
住宅性能について後悔している方の声
- 免震構造を付けたかったのにハウスメーカーのミスでつけてもらえなかった。保証もしてもらえず不満しか残らない。
- 気密性を重視する設計士さんだったため窓の数が最小限でした。あと2つ窓を追加したかったなあと思っています。
- 希望の住宅性能を求めすぎたばかりに当初予定よりかなりオーバーしたものとなってしまい後悔しています。
- 地震に強い家にしたくて耐震等級3相当の建物を建てたのに地震保険の優遇などが受けられないことを後から知って後悔しました。
地震に強い家にしたいなら耐震等級3で建てることが重要です。
耐震等級3相当は第三者の客観的な評価を受けていないから本当に安心できるとは言い切れません。
耐震等級3は地震保険の優遇なども受けられます。
また良くあるトラブルが「言った言わない」です。
打ち合わせは音声データを残したり、打ち合わせの内容をメモで共有することが大事です。
伝えた、伝えないの話になると、証拠がないと言われてしまいます。
予算オーバーで後悔している方の声があるように「費用対効果」で金銭的に負担にならないハウスメーカー選びも大事ですし、性能を追求するばかりに暗い家になっては意味がありませんよね。
建築主の希望を上手に取り入れながら性能も追及してくれるような建築士やハウスメーカー選びがいかに大事かが分かります。
断熱性や耐震性、気密性についてより詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてください。
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【マイホーム】工務店の選び方【重視したポイント&決め手】
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外構・コンセントに後悔している理由と後悔を避ける方法
その他に後悔している方の意見を見ると「外構」「コンセント」について後悔している人ばかりでした。
それぞれ見ていきましょう。
外構に後悔した人の声
- 1番最後の検討事項で着工の日も近づいており業者さんがおすすめするままにお願いしてしまった。考えることや選択することが疲れていた時期だったので適当になってしまい後悔。
- 外構の設計で庭一面に芝生を敷いたのですが、芝生の手入れが大変でやめておけばよかったと思いました。
- 広い庭に憧れてウッドデッキを広く取りすぎたため駐車場が狭くなってしまった。
- 外構のことを甘く考えていました。家を建ててから別会社に外構工事を依頼しました。すでに建物が建っている土地に合わせての外構工事となり思った通りのデザインが難しくなってしまったり、予算が余計にかかることとなりました。
- 解体更地渡しのはずが草むらに大きな岩を隠して捨てられていました。工務店と外構業者の意思疎通が悪くコンクリートと排水マスの高さが違うトラブルも。
私も外構に時間をかけず後悔しました。
外構で後悔を避けるには早めに動くことです。
事前に夫婦や家族で理想と絶対に譲れない部分を話し合っておくと打ち合わせもスムースでしょう。
ハウスメーカーの外構は断っても問題ありません。
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ハウスメーカーの外構は断ってもOK【断る際の注意点&他業者を選ぶメリット&デメリット】
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我が家は外構業者さんを探し駐車場のみ50万ちょっとで仕上げてもらいました。
50万円で出来る外構範囲や、ハウスメーカー以外の外構業者さんの探し方について詳しく知りたい方は以下記事が参考になります。
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【これだけできる!】駐車場の外構工事費用50万【フェンス&砂利&コンクリート仕上げ】
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最後にコンセントについて後悔した方の声をみていきましょう。
コンセントについて後悔した人の声
- コンセントをもっと増やせばよかったと後悔しました。沢山つけたつもりでしたがつけ過ぎなくらい付けたほうが住んだあと後悔は少ないと思います。
- コンセントの場所に後悔しました。くつろぐスペースには多めに作ったのですがキッチン&パントリーの家電の置き方を具体的に考えなかったため延長コードを使用することになってしまいました。
- コンセントがここに欲しかったというところになかったり家具とかぶってしまいました。
コンセントは「いると思ったらつける」という心構えで間違いありません。
あって邪魔になるものでもないのでたくさんつけることをおすすめします。
どのような家具家電をどこに置くのか、どのくらいの大きさかまでリアルに想像してみるとコンセント位置も見えてきます。
あると便利なコンセント位置については以下記事で紹介しています。
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【新築にあってよかったコンセント位置】あったら便利だった!後悔ポイントもあり
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